声優ラップ対決企画『ヒプノシスマイク』
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は男性声優によるラップバトルプロジェクトの総称です。
発表は2017年9月、企画元はキングレコード。
キャラクターデザインをゲームメーカーのアイディアファクトリー、オトメイトが手がけています。
現在発売されている商品は音源CDとキャラクターグッズのみ。
ですが、ゲーム会社、アニメイトグループが参画しているので続報が待たれています。
『ヒプノシスマイク』の世界観
音楽が主導ですが二次元キャラクターのプロジェクトには“物語”が存在します。
舞台は、武力抗争が根絶された世界。
中心地である中王区の外では、複数の区画(ディビジョン)に分かれて領土抗争が行われています。
しかし、物理的な力の行使はご法度。
人々は精神に作用を及ぼす特殊なマイク「ヒプノシスマイク」を手に、ラップバトルで戦うのです。
ディビジョンにはすべて実在する街の名前が使われています。
街を舞台にした大がかりなリアルイベントがいつか実施されるのかな…と、ひっそり期待しています。
現時点では4つのディビジョンに1つずつ代表のMCチームが存在し、それぞれに特徴があります。
次の項では各ディビジョンの代表MCチームとその所属キャラクターを見ていきましょう。
イケブクロ・ディビジョン
イケブクロ・ディビジョンを代表するMCグループは兄弟によるトリオBuster Bros!!!。
YouTubeの公式チャンネルでは2017年発売のキャラソンCD『Buster Bros!!! Generation』の試聴が可能です。
自己紹介を兼ねたラップソングを1人1曲ずつ歌っています。
アップテンポな曲にのって伝わって来るのは”オレらの街を守る!"という地元愛。アツいチームなのです。
それを意味してかチームカラーは情熱の”赤”。
Buster Bros!!!所属メンバー
Buster Bros!!!はイケブクロ・ディビジョンで生まれ育った山田兄弟が結成。
センターにいるのは不良ながら正義感が強く面倒見の良い長男・山田一郎。
性格的に『IWGP』のマコトをほうふつとさせるキャラクターです。
キャップ姿の少年が次男の山田二郎。崇拝レベルで兄を慕い、その影響を強く受けたチームの顔的存在です。
三男の山田三郎はギャップが魅力のキャラクターです。
兄たちのような不良ではなく天才肌。
末子的な愛らしいルックスとは裏腹に人を見下した態度を取り、次男とはよくケンカしています。
そして驚くべきは三郎がまだ14歳だということです。さすがに中学生には見えなかった……。
CVはこの方々
山田一郎のCVを担当しているのは木村昴。天才劇団バカバッカの座長です。
国民的アニメ『ドラえもん』の2代目ジャイアンといえばピンとくる方もいらっしゃるでしょう。
同じ兄でもキャラクターがずいぶん違います。一郎は常に”きれいなジャイアン”なので。
山田次郎には石谷春貴。
『響け!ユーフォニアム』の塚本秀一や、スマホゲーム『バンドやろうぜ!』の白雪徹平を演じています。
GONZO制作のアニメ『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』では初主演を務めました。
山田三郎のCVは天崎滉平。『ハイスコアガール』の矢口春雄で知られています。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』にも出演していました。
ヨコハマ・ディビジョン
ヨコハマ・ディビジョンをまとめているMCグループはMAD TRIGGER CREW。
全員がクールで大人っぽいルックスです。チームカラーもクールといえばこの色”青”。
その雰囲気は公式チャンネルで視聴できる「Yokohama Walker」からも感じられます。
低音ボイスから繰り出される力の抜けたメロウなラップには大人の余裕が漂います。