ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」のサウンドが心に突き刺さる！歌詞の意味を紹介

印象的なテレキャスターのサウンドが響き渡る曲。

音楽の波に乗って聞こえてくるのは、”君と恋に落ちよう”なんて、そんな陳腐な言葉ばかり。

そんな音楽は、”私”には必要ありません。

テレキャスターの音が縦横無尽に駆け巡るけれど、”空を飛びたい”だとか、そんなきれいごとばっかりの音楽はもういらないのです。

”自分から離れて”と、思わず言いたくなってしまいます。

”貴方”にも、使い古された言葉ばかりの音楽にも。

依存と恋。とても似ているようで、全く違うものです。

でもこの二つを取り違えてしまうことは、よくあることといってもいいでしょう。

冷めた目で、恋愛をそんな風に分析してしまう”私”がいます。

陳腐な愛の言葉にうっとりできない、たとえそれが依存であろうとも恋に落ちるということができない、愛ということが実感できない。

よくある恋愛の歌を鼻で笑ったけれども、ほんとは心にそんなことを感じている”私”。

抱きしめてくれる手があっても、ただそれだけ。愛を感じることができない”私”は、みんなに置いていかれる存在だと気付いていたのです。

なので自ら別れを、さよならを切り出します。

現実を見て、自分はもう咲いてしまってると今更ながらに気が付きます。

気持ちは昔の幼い頃のままでも、否応なく成熟してしまった体がそれに気付かせるのです。

そして心地よく響くテレキャスターのサウンドを聴きながら、お手軽な恋愛の歌はいらないと、そう繰り返します。

微熱が平熱だというくらいいつでも熱い”私”。

それが当然、そう思ってしまうくらい皆が”私”に熱をあげた。

でも、そんな”私”に、驚くほどの低体温のように冷めた接し方をする人間が現れたのです。

まるで風のように。

これまで”私”が気付いていなかったのか、見えていなかったのか、それとも。

ひとおもいに、これまでいなかった熱を帯びない彼に、”私”は恋に落ちてしまったのでしょうか。

それとも、ひとおもいに熱をあげさせようと思っているのか。

”私”は、果たしてどちらの想いを抱いているのでしょうか。

A post shared by ポルカドットスティングレイ (@polkadot_stingray) on May 18, 2017 at 6:55am PDT

軽快な、つい口ずさんでしまうように印象に残るテレキャスターのサウンドと謎かけのような歌詞が、聴いている側を心地よくポルカドットスティングレイの世界に導いてくれますね。

実は彼らは、2017年11月にアルバム「全知全能」でメジャーデビューを果たしたばかり。

彼らの快進撃は、やっと出発点を出たところ。これからどれだけの輝きを見せてくれるのか、期待したいところですね。