MVの撮影場所はソウル!?
MVの男女の行方は?
「会えるまで」のMVは制服を着た高校生らしい男女が登場します。
とても日本っぽい制服なので、撮影は日本かなと思う読者の方もいるでしょう。
しかし、大韓民国にも制服はあります。
その上、デザインがかなりおしゃれです。
K-POPアイドルのように足が長く見えるように設計されています。
問題の撮影場所ですが、駅のプラットホームの柵(銀色)の形状からソウルの地下鉄が有力です。
一度でもソウルに足を運んだことのある方ならわかるでしょう。
地下鉄のホームと線路の間は銀色の柵で仕切られ、転落防止の役目を果たしています。
路線は盆唐線(ブンダンソン)の地上駅のホームです。
気になる方は聖地巡礼してみるといいかもしれませんね。
盆唐線って?
ソウル市内・往十里(ワンシムニ)から水原(スウォン)方面に走る地下鉄です。
途中、江南区庁(カンナムクチョン)を通り、水原市へと至ります。
ソウル中心部から郊外へと延びる路線です。
ソウルの南側の町は開発が進み、自然も多いことから新興住宅地が多いエリアです。
自然志向が高まり、都市を離れて郊外の南エリアに住む韓国人が増えています。
一方で、昔ながらのお店が少ないので、買い物にはやや不便です。
水原には華城(ファソン)という観光名所もあります。
MV「会えるまで」までの撮影スポットを回るついでに寄ってみるのもいいでしょう。
もしかしたら、江南(カンナム)周辺でB1A4に会えるかもしれませんよ。
間奏にラップを入れるのがK-POP
韓国人はラップ好き?
J-POPでピアノが流れたら、そのままピアノだけで終わるスタイルが普通です。
しかし、K-POPではよくラップを挟んできます。
「会えるまで」のようなバラードに限らず、全体的にラップの傾向が強いイメージです。
そのため、グループに一人はラップ担当がいるのが特徴。
キャップを真横にかぶってB-BOY(ビーボーイ)風に決めています。
J-POPの間奏ではソロ演奏やアカペラ状態を演出します。
しかし、ラップを入れる思考回路はあまり持ち合わせていません。
対馬を挟んで向かい合う隣国ですが、音楽にもちょっとした違いがあるのです。
きれいな日本語に感動
韓国人にとって発音しにくい日本語は?
韓国人が日本語を勉強すると「ひとつずつ」の「つ」がうまく言えません。
他には「ざじずぜぞ」が苦手です。
全て「じゃ、じぃ、じゅ、じぇ、じょ」となります。
生で聞くと、けっこう可愛いです。
ところが「会えるまで」の歌声はきれいな日本語です。
日本語を歌としてかなり練習したのでしょう。
ある程度、意味も理解して歌っているのが聴いていて分かります。
日本に韓流ブームが来たころは元々韓国にある曲を翻訳して日本語で歌っていました。
歌詞だけを日本語に変える手法です。
曲が広まってしまったので、歌詞を変えるしか手がないのです。
そこで無理やり日本語に当てはめて元ハングルの歌詞を同じリズムで歌います。
すると、どうしてもリズムと日本語が合わないフレーズが出てきます。
多少なりともハングルを勉強した人が現地の言葉で聴きたがるのはそのためです。
ハングルの方が原曲なのでリズムがしっくりくるのです。
駅のプラットホームで(ゴンチャン)
思春期あるある
電車を待つ刹那(せつな)に好きな人に駅で遭遇。
よくある登下校シチュエーションです。
男性(ゴンチャン)は気になって、女性を見つめます。かなり長い間。
しかし、女性が振り向くとそっぽを向いてしまいます。
「気になるけど目が合うと恥ずかしい」そんなに切ない青春をMVは表現しています。
ちょっとイタズラ好きな女性は相手の気持ちに感づき、にんまりとするのです。
淡い恋心が芽生えた瞬間ですね。
こうした通学時間を味わった読者の方も多いのではないでしょうか?