シャララ…大好きなうたを
歌えばほら君の顔に
笑顔がひとつ咲いた
シャララ…さぁ気がすむまで
明日の君に届くまで
出典: ナキムシのうた/作詞:渡和久 作曲:渡和久
歌うと楽しい気分になって、自然と笑えるものかもしれません。
傷ついた心とは裏腹の強ばった笑いではないところがポイントです。
思いやりや愛を知り、音楽を楽しみ、ナチュラルな表情を取り戻す。
そのために今は思いっきり号泣しようという流れだったのです。
自分の明るい未来のため、目を潤ませる必要があると思い知らされます。
音楽がアシストしてくれるところも大きなポイントでしょう。
2番の歌詞を見よう!
前を向くために必要なもの
人は前を向いてしか
歩いていけない生き物だから
そんなに過去にすがらずに
どうか好きなだけ泣いて下さい
その涙はきっといつの日か
確かな足跡へと変わるでしょう
そう人生も捨てたもんじゃない
だから今のうちに泣いて下さい
出典: ナキムシのうた/作詞:渡和久 作曲:渡和久
ものすごく当たり前なのにあまり意識していないことを指摘されます。
それは前進歩行。
医療の現場では治療の一環として後進歩行をすることもあるそうです。
ただ、何らかの意図がない場合、実際の歩行としては前進が自然でしょう。
あまりにも当たり前すぎる前進歩行に着目することで、昔には戻れないことを思い知らされます。
悲しい、つらいといったネガティブな感情に沈む原因は、昔の出来事。
そんな場合が多いでしょう。
今、目の前にある日常ではなく、昔に起きたことを考えている状態です。
ここで前進歩行が自然と再確認すれば、前を向くきっかけになります。
前を向くために必要なものは現在の当たり前の日常に気づくこと、そして泣くことです。
そういえば昔ものすごく大泣きしたことがあった。
いつか振り返るといい思い出になっているものだと教えてくれています。
涙は未来の幸福の糧になる
はるか遠くの向こうには
流した涙の数だけ
幸せの花が咲く だから
元気が出たなら歌いましょう
出典: ナキムシのうた/作詞:渡和久 作曲:渡和久
ネガティブな経験をすればするほど、未来はポジティブな気分になる。
そう考えると「若い頃の苦労は買ってでもすべき」ということわざが信憑性を帯びてきます。
つらいのは自分だけという感覚に陥ることがあるかもしれません。
他人の心の中はわかりませんし、現在や過去という時間軸で比較するから。
そんな考え方もできるでしょう。
お楽しみは時間差でやってくる。
これが本当かどうかは、実際にそうなるときまでわからないものです。
ただ、あのときの号泣はこの幸せにつながっていたのかとハッとさせられる瞬間が確かにあります。
未来は白紙です。
「号泣のち音楽」という今を生きることで、きっと華やかな未来になる。
優しく背中を押してくれています。
ラストに笑おう!
泣いて歌うのは笑うため
everybody let's sing a song…
everybody let's sing a song
for your life for your smile
everybody let's sing a song…
everybody let's sing a song
for your life for your smile
for your dream for yourself
出典: ナキムシのうた/作詞:渡和久 作曲:渡和久
1番のサビが繰り返された後、英語の歌詞が続きます。
さあ歌おう。皆で歌おう。
あなたの人生、笑顔のために。
あなたの夢、あなた自身のために。
和訳するとこんな感じになります。
これが曲名の意味であり、前を向くために必要なものだったと腑に落ちたことでしょう。
そもそも強がって泣けないほど悲しい気分というスタートでした。
それでも泣く必要があるのは前向きに生きるため、前進歩行が自然な人間だから。
つらいときには涙が必要、前を向くためには歌が必要という流れでした。
笑うために泣いて歌う。
これも当たり前のことかもしれませんが認識すると実践しやすいでしょう。
すべては自分のためという話でした。
泣きながら歌い続ければ
明日の君が笑うまで
出典: ナキムシのうた/作詞:渡和久 作曲:渡和久