モーニング娘。'19の楽曲「人生Blues」とは
収録情報
・センターは生田衣梨奈。メインボーカルは譜久村聖、石田亜佑美、佐藤優樹、小田さくら。
・ミュージック・ビデオには、2018年12月16日にグループを卒業した飯窪春菜が出演している。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/人生Blues/青春Night
OGである飯窪春菜さんの出演は、ファンには嬉しいサプライズですね!
カップリング曲「青春Night」との組み合わせの妙
「人生Blues」のCDには、タイトルからして対になっているカップリング曲「青春Night」が収録されています。
こちらのMVはキラキラ感満載で、曲調もクラブミュージックのような明るくアップテンポな楽曲です。
そもそも「人生Blues」のタイトルにある「Blues(ブルース)」とは何を意味するのでしょうか?
「ブルース」とは、孤独感や悲しみを表現する独唱歌であり、悲しみや孤独の感情は、英語ではしばしば「ブルー(blue)」の色でたとえられることに由来している。20世紀以降のポピュラー音楽に幅広く影響を与え、ジャズやロックンロールのルーツのひとつとしても知られている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルース
「人生Blues」も「青春Night」も頑張る人への応援歌であることは共通しています。
キラキラした素敵なお姉さん像をみせることで若者を勇気づけている「青春Night」
そして、大人の世界の悲哀を認めながらも、底力を発揮することを強く肯定していく「人生Blues」
同じ応援歌でも表現の幅を感じさせてくれる2作品です。
「人生Blues」のMVはどんな仕上がり?
「人生Blues」のMVを解説!
ドラマ&リップシーン(1番・2番)
メンバーたちが清掃員、引っ越し業者、飲食店店員などに扮して、働くことの辛さを表現しています。
世の中には星の数ほどの職業がありますが、このMVではなぜこれらの職業だったのでしょう?
清掃員は、いわゆる3Kと言われていたこともありキツイ仕事のイメージがあります。
引っ越し業者も力仕事が多く女性にとっては大変な仕事です。
飲食店店員も舞台のスタッフも、一般的には比較的泥臭い仕事というイメージがあるのではないでしょうか。
今村監督はメイキング映像の中でこう発言されています。
「これまでミュージックビデオの中であまり演じることのなかった職業を演じてもらいました」
その言葉通りとると、もしかしたら、さほど意味はないのかもしれません。
しかし、一般的に大変なイメージのある職業を選ぶことで“わかりやすさ”を意識したのではないかとも考えられます。
キラキラした丸の内OLだって、現実として大変なことはたくさんあると思います。
しかし、あえてそういう職業を選んでいないというところに意図を感じずにはいられないのです。
登場人物の気持ちがテキストで入る演出も、歌詞の意味やドラマの意味するところを補っています。
MVを観る人にとって、理解しやすくする役割を果たしていますね。
そして、MV中盤には2018年に卒業した飯窪春菜さんがスター役でゲスト出演します。
卒業してからまだ日が浅いものの、ファンにとっては嬉しい演出だったのではないでしょうか。
続く、舞台スタッフの2人がオーディションを受けているシーン。
この2人が舞台のスタッフになったのは、もしかして舞台が好きだったからでしょうか。
スタッフとして働くうちに心の奥底に眠らせていた夢を思い出したのかもしれませんね。
普段の仕事の様子からは想像もつかないようなパワフルなダンスを披露する彼女たち。
つまらない人生から一歩踏み出して、自分の夢を叶えるべく行動する、印象的なシーンです。