ファースト・ソロアルバム『Rainbow』
ソロアルバムで見せた実力
山本彩が最初のソロアルバム『Rainbow』をリリースしたのはNMB48在籍中の2016年のことです。
彼女が作詞作曲を手がけた曲が半分ほどを占めていて、この頃からソロ活動への準備は始まっていたのでしょう。
溌剌とした「レインボーローズ」はバンドを意識したサウンドで、アルバムのトップを飾るに相応しい曲でした。
「イチリンソウ」にも通じるところのある「雪草」はミディアムテンポの少し切ない曲です。
ハードなギターが響く「彼女になりたい」を聴くと、やはりロックの人なのだなということが分かります。
他にもバラエティーに富んだ作品が収録されていて、とても気持のいいアルバムに仕上がっていました。
アルバム全曲のアレンジを担当した亀田誠治が彼女の良さを上手く引き出したこともあるのでしょう。
続く2枚目のソロアルバム『identity』、そして「イチリンソウ」も亀田誠治とコンビを組んだ作品です。
ひとりで生きていく覚悟
可憐な花のような姿の中に力強さも
グループの中でライバルと競い合ったり、リーダーとしてメンバーを引っ張るのは大変な部分もあったでしょう。
その中でメンタルが鍛えられたり、大観衆の前でパフォーマンスを重ねたことはきっとプラスになったはずです。
アイドルとして全力で生きてきた彼女も、いずれは卒業しなければなりません。
ギターが好きで作詞作曲もする山本彩がソロアーティストになるのは自然な流れなのだと思います。
ソロといってもバンドのメンバーを始め彼女をサポートをする人達は周りにたくさんいるはずです。
それでも曲作りやライブでのパフォーマンスなど、これまでとは違う責任感のようなものがあるのでしょう。
これからはひとりで生きていくんだという覚悟が「イチリンソウ」の歌詞の中にも表れています。
こんな道の脇 咲いていた 一輪草のように
ひとりでも 咲ける花になりたい
雨に濡れ 踏まれても 咲く場所を変えずに
堂々と咲き誇れるような
出典: イチリンソウ/作詞:山本彩 作曲:山本彩
これまでの彼女は日の当たる場所を歩いてきた、と言っていいのかもしれません。
そこから自らの原点に戻って再スタートを切るにはそれなりの覚悟が必要だったでしょう。
髪を切った可憐な花のような姿の中にも力強さを感じさせる彼女は、素直に格好いいなと思います。
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