次に、『三色菫』の独特な世界観を持った歌詞を紹介します。

三色菫の花言葉は「純愛」

言いたいことは言えなくなった
やりたいことはやれなくなった
歩きたい道 歩けなくなった
愛したい人 愛せなくなった

出典: 三色菫/作詞:Mikan 作曲:Mikan

三色菫は植物の名前で、パンジーの原種の1つとされています。気になる花言葉は「純愛」

この花言葉の意味を踏まえて、この曲のタイトルはつけられたのだと思います。純愛と聞くと、好きな人への想いが綴られていると想像しますよね。

しかし、その純愛という花言葉とは裏腹に、『三色菫』の歌詞「愛してはいけない人を愛してしまった」という内容に感じられます。

「歩けなくなった」という歌詞までは、好きな人ができたので、いつもは簡単にできていたことができなくなったと捉えられるでしょう。

ただ、それだと「愛せなくなった」という歌詞に疑問が残ります。これは、理性的には「愛したい人」を愛せなくなったという意味ではないでしょうか。

愛せば変わってしまう

何も変わらない
何でも変わった
構わなかった
構わないなんかじゃない

出典: 三色菫/作詞:Mikan 作曲:Mikan

「何も変わらない」と本気で思っていても、誰かを愛せば少なからず変わってしまうものです。

それが「愛してはいけない人」であれば、なおさらですよね。

どうしても手に入れたいものがあれば、変わることや何かを失うことを構わないと感じることはあるでしょう。

しかし、まわりはそれを見過ごすことはないと思います。

近い道を知っているのは?

作られてきた美しい空っぽの中
重くて、いっぱい溢れすぎて
一番近い道あなたはきっと知ってる

出典: 三色菫/作詞:Mikan 作曲:Mikan

「美しい空っぽ」という歌詞がとてもきれいですよね。

純粋な想いで作られているけれど、それが虚構の上で成り立っているならば、いつの日かもろくくずれ落ちてしまうでしょう。

その虚しい「空っぽ」には重くのしかかる息苦しさや、愛する想いが詰まっているのだと思います。

それを本当に満たすための「一番近い道」を知っているのはあなただけなのです。

正しい生き方は誰にもわからない

正しい生き方誰も知らない
会いたくなったら夢で会おうか

出典: 三色菫/作詞:Mikan 作曲:Mikan

倫理的な生き方はすれば法に触れず、罰せられることはないでしょう。

しかし、それで自分の感情や主張を押し殺していたら、それは正しい生き方なのでしょうか?

法や倫理観などを守ることが、社会で生きる上で最低限のルールであることは確かです。

ただ、どのような観点から物事を捉えるかによって、「正しい生き方」は変わります。そのため、絶対に「正しい生き方」は誰にもわからないと思います。

自分の気持も置かれている状況を理解しているからこそ、誰にも迷惑がかからない夢で会えることを願っているのです。

『三色菫』の歌詞はとても抽象的なので、さまざまな捉え方ができるでしょう。人によって印象が変わる点が面白い部分だと思います。

今回の解釈は、1つの考え方として参考にしていただければ幸いです。

リリースツアーが開催決定

ゲシュタルト乙女は『生まれ変わったら』のリリースツアーを行うことを発表しました。

しかし、残念ながら日本での公演はありません。

意外に近く、日本語も話せる方が多い台湾はとても行きやすい国です。『三色菫』で彼女たちの虜になった方は観光を兼ねて台湾に行ってみてはいかがでしょうか?

ライブや音源の詳細な情報については、下記の公式サイトからご確認いただけます。

ユニバーサル ミュージック ジャパン公式サイト。{アーティスト名}の最新ニュース、新曲、ライブ・イベントニュース、視聴・試聴、PV・映像コンテンツをご覧いただけます。

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