【ファイト！/中島みゆき】多くのアーティストにカバーされる名曲の歌詞の意味を解釈！ライブ動画あり！

主人公は世の中の秩序が男中心に回っていることに無常の絶望感を覚えました。

そして、幾度か深酒におぼれました。

愚痴も文句も散々吐きました。

頑張っても頑張っても報われない自分の身の上に。

しかし、あるときふと、主人公は気付きました。

偉そうにしている男たち、でも所詮は会社の中でしか生きられない。

会社を定年で辞めればただの人。

それだったら女性の方があるかに生きる術があるかもわからない。

いざとなったら、女性の最後の武器を使えばいい。

そこに世の男たちが群がってくる。

よく考えたら、歴史を作るのは男はじゃない。女性だ。

女性は世の中の真理に気付いたのです。

そうなればこっちのもの。

いくら女性を蔑視する社会だとしてもきっと見返してみせる。

それが単身、故郷をあとにして大都会・東京に出てきた主人公の心意気だからです。

そして曲はこのあとサビの部分を2回繰り返して終わるのです。

「ファイト！」は中島みゆきさん渾身の全ての人に贈った人生応援歌です。

中卒だから。女だから。田舎者だから。世の中が私を受け入れてくれない。

そう思ってしまったら、私は一生、負け犬になる。

主人公は必死になって生きてゆくことでいつしかこの「黄金律」に気付いたのです。

そう、人生は誰かのせいにした人が負けるのです。

それは究極のネガティブ発想。そんな考えをしていたら例え主人公が男であっても負けるのです。

そして、この楽曲の歌詞は応援歌であると共に中島みゆきさん自身にあてた応援歌でもあるのです。

気が強くて自己アピールに長けていて他人を押しのけてでも自分が前に出る。

こんな性格だったら浮き沈みの激しい芸能界でも楽々、泳げるでしょう。

しかし、中島さんは思ったほど強くはないのです。ナイーブなのです。気が小さいのです。

人前では赤面して舞い上がってしまいます。

それをひた隠しにして中島みゆきという偶像を作り上げてきました。

いわば「ファイト！」は荒波に押し流されようとしている自分自身に鞭打つために作った楽曲ではないでしょうか？

歌詞から受ける解釈は一通りにはいきません。

多方面の解釈によってその曲の素晴らしさを広げる。

歌詞のもつ力は素晴らしいですね。

 中島みゆきさんの名曲「ファイト！」は多くのアーティストの皆さんにカバーされています。

例えば、吉田拓郎さん、福山雅治さん、槇原敬之さん、竹原ピストルさん。そして最近ではLittle glee monsterなど。

どなたも歌唱力が高く、才能あふれるアーティストの皆さんばかりのように感じます。

「ファイト！」がどれほど影響力が大きい偉大な曲かということがよく分かります。

中島みゆきさんの「ファイト！」は勿論のこと、カバーされた「ファイト！」もとっても魅力的です。

是非お聴き頂きたいと思います。

さて、ここまで歌詞の意味の解釈などを進めさせて頂き、「ファイト！」の魅力をお伝えしてまいりました。

自身を奮い立たせるような応援歌として、一度立ち止まった時には是非とも聴きたい一曲だなと感じました。

間違っていることや、おかしいなと感じることは多々あっても、なかなか行動にうつせないのが実際のところかと思います。

本当にこのままでいいのか？何もしなくていいのか？

自問するべきだし、例えボロボロになってしまっても行動する勇気をもって欲しいというメッセージがこの曲には込められているように感じます。

本当に理不尽なことが多い世の中です。

人間らしさを忘れずに、明るい希望のある未来にする為にも「ファイト！」と頑張っていきたいものです。

さて、大切な何かに気づかせてくれるようなこの名曲「ファイト！」がお好きな方に是非聞いて頂きたい一曲があります。

竹原ピストルさんの「よー、そこの若いの」です。

中島みゆきさんの「ファイト！」同様、とってもメッセージ性の強い一曲です。

CMでも話題になりましたので、皆様お馴染みかと思います。

是非下記リンクをご参照頂き、今のこの世の中を改めて見つめて頂ければと思います。

こんな曲もいかがでしょうか？