AKB48「唇にBe My Baby」
2015年12月9日にリリースされた42thシングル
「唇にBe My Baby」は、AKB48の総選挙で1位を獲得した指原莉乃センター曲「ハロウィン・ナイト」から4か月ぶりにリリースされた楽曲です。
衣装はAKB48らしいチェック柄で歌うのは好きな気持ちを伝えられない切ない思いを歌っていますが、”ザ・AKB48”を感じさせてくれる楽曲です!
オリコンチャート1位、2015年12月月間1位のほか、Billboard JAPAN Hot 100やBillboard JAPAN Top Singles Salesでも1位を獲得しました。
Billboard JAPAN Hot 100の年間ランキングでは、48位となんだか縁がある順位を獲得しています。
Type-AからType-Dまでの初回限定盤&通常盤、そして劇場盤の9つがあり、カップリング曲はトータルで11曲とシングル最多収録曲数になりました。
カップリングには「365日の紙飛行機」が収録
カップリング曲の中での注目株は連続テレビ小説「あさが来た」で主題歌を担当した「365日の紙飛行機」ですね。
センターは”高橋みなみ”
「桜の花びらたち」以来9年3か月ぶりの単独センター
「唇はBe My Baby」のセンターを務めたのは、総監督という立場でAKB48を引っ張ってきた高橋みなみです。
実はこの曲、高橋みなみの最後のシングルとなる予定だった楽曲なんです。本人は後に「君はメロディー」に参加したため本当のラストではないのですが、MVに関しても、収録曲に関しても高橋みなみを中心に作られているんですね。
高橋みなみがセンターを初めて務めたのは、インディーズで出した1stシングル「桜の花びらたち」です。
そのあとインディーズ2ndシングル「スカートひらり」で前田敦子とWセンターを務め、4thシングルの「BINGO」までは常に前田敦子とセンターを共に務めてきました。
AKB48の初期はこの人が引っ張っていたといっても過言ではありません。さらに、その後もAKB48のために何かできないかと常に努力し続ける人柄が評価され、リーダーとしてみんなを支えてきました。
秋元康からも「AKB48とは高橋みなみのことである」とまで言われた彼女は、”努力”を怠らず常に踏ん張って頑張ってきた頑張り屋さんなのです。
そんな彼女がデビュー10周年という区切りでAKB48を去ることを決意します。
AKB48の中心人物だったために、すぐに卒業というわけにはいかなかったため、1年間の引き継ぎ期間をもって卒業することになりました。
そして、その1年間の引き継ぎ期間の終わりにリリースされたのが、この楽曲だったのです。
高橋みなみのために作られているのも、納得ですね。
”悔いのない卒業を”という想いが感じられるシングル
初回限定盤のDVDには、収録曲のMVと高橋みなみをフィーチャーした特典映像が収録されています。
- Type-A:「WORDS~minami takahashi speaks word of wisdom~」
- Type-B:「PARTYその先へ~高橋みなみ卒業直前インタビュー」
- Type-C:「テラみな~812テラバイトから厳選した高橋みなみ傑作集~」
- Type-D:「旅立つ君へ。~高橋みなみへのAKB48グループメンバーお祝いコメント集~」
そして、Type-Dには、高橋みなみの卒業ソング「背中言葉」が収録されています。
「唇はBe My Baby」のMV
「会いたかった」のロケ地などで撮影
高橋みなみの最後を飾るべく選ばれたロケ地は「会いたかった」のMVでも使用された千葉県館山市にある洲崎灯台です。
この場所はAKB48グループにとっては、メジャーデビューシングルのMVを撮影した場所であり、思い入れの深い場所ではないでしょうか。確か乃木坂46も「会いたかったかもしれない」でこの場所を使っていましたね。
MVの監督はAKB48の初期作からMVを担当してきた高橋栄樹です。
「大声ダイヤモンド」「涙サプライズ!」など高橋みなみの成長を間近で見てきたひとりですね。