LISAはVERBALと☆Takuの通っていたセント・メリーズ・インターナショナル・スクールの近くにある清泉インターナショナルスクールに在籍していたが、後にアメリカンスクール・イン・ジャパンに転校。VERBALは中学の頃にはLISAを知っていたが、顔見知りになったのは高校になってからであるという。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/M-flo
インターナショナルスクールの出会いからm-floが始まりました。
英語のフレーズがサラッと入ってくるのは当然なのかも。
でも一歩外に出れば、日本語中心の生活をしなければいけません。
2つの言語の間を自由に行き来しないと生まれない歌詞は見逃し禁止です。
日本語に英語を組み込むレベルもセンスも好感度高め。
文字にすると日本語と英語のつながりは『?』ですが、LISAの声はそれを感じさせません。
遠い過去、それも辛い過去を心の中で次第に綺麗な思い出の一つに変えていこうとしています。
そこには愛があったから
孤独に耐えた日々と悔やんで泣いた夜も
あんなにも傷ついても愛おしい…
出典: never/作詞:m-flo 作曲:m-flo
苦しみでしかなかった過去の日々。
誰とも話をしない時間が長く続きました。
ああすれば良かった、こうすれば上手くいったはずと後悔ばかりの日々。
うずくまって流す涙で夜の暗さは闇の色が深まりました。
君が好きと強く思っても、君が返してくれるのは冷え切った笑顔だけ。
それでも温まらない気持ちを抱えたままの日々が懐かしく感じるのです。
悲しくても苦しくても君を感じられる時間には、つかの間の愛がありました。
身体も心も消えてしまったなら何も残ってはいないはず…。
何も無い世界にいることが分かっていても、あの日の愛にくるまれるのを私は望んでいます。
君に届くと信じて
暗闇に包まれて
宇宙には光掛ける星もいて
目を伏せていたでも
凄く綺麗だった…
出典: never/作詞:m-flo 作曲:m-flo
闇で覆われた夜の空の下にいる時はいつも独りです。
周りにいるモノの気配さえ感じられない暗い世界に囲まれていました。
暗闇しか見えないことに耐え切れなくて、見上げた夜の空に点滅する星明り。
星と星をつなげれば、愛が君へ届く気がしました。
もう決して届かない現実に打ちのめされるように視線を落とします。
空が暗闇に包まれないと見ることができない星たち。
瞬く光は暗い空を飛び越えて心の中を照らします。
途切れない光は辛い過去の中にいた私と君を浮かび上がらせました。
ラップが心に忍び込みます
沈黙が2人をつなぐ…
Don’t talk just listen
Let it all fade away
Ask for forgiveness
No need to say it
出典: never/作詞:m-flo 作曲:m-flo
耳に入り込んでくるのは爽快さを伴う悲しみ。
自分に言い聞かせると同時に君への思いをこのように表しています。
『しゃべらないで聞いて。消えゆくままに、許しを求め。言葉を発する必要はない…。』
過去の自分を認めてこだわりを捨てる。
許す?許さない?そんな安易な問いかけは要りません。
この後のことはもう決めているから。
不眠の理由が判明…?
過去のことは もう関係ねぇ
過去のことは もう関係ねぇ
アドレナリン 眠れない夜だらけ
会えた時は気持ち、まさに初めて
like we never met
出典: never/作詞:m-flo 作曲:m-flo
心の中で決めたことを繰り返します。
今が良ければそれでよい…。
そんな刹那な気持ちになっているのではありません。
苦しい過去は切り離して捨ててしまう訳でもないのです。
十分に分かっています。時間を遡ってあの時に戻ることはできないことを。
夢の中には逃げ込めない日が幾晩も続きました。それには理由もあるのです。
アドレナリンは上手く働いてくれればやる気をUPさせてくれるホルモンです。
戦闘モードには有効なホルモンですが、興奮状態のままでは眠りにつくことを妨げます。
過ぎ去った出来事を思い出してもう一度苦しむ心の中の闘い。
でも初めて会ったあの日に戻れば、ぐっすりと眠れます。
2人の間に苦しさも悲しさも無かったあの日。
『会ったことがないかのように』初対面を装って君を思い出します。
新たな平穏を求めて、君と一緒に行く次の世界に歌は飛び続けるのです。