「ありがとうの輪」の歌詞を解釈
ママのカサカサに荒れたその手が
ずっと家族を守ってきた
当たり前の優しさに甘えた
離れて感じる大きな愛
いつも 照れくさくて言えない気持ち
この歌にのせて
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
曲の1番A,Bメロにあたる部分です。
1番では、家族、とくに母親に対する感謝の気持ちが描かれています。
離れて感じる、ということですので、今は親元を離れた人が、母親に対して感じる感謝の思いを描いていることが分かりますね。
一緒に暮らしていた頃には気付けなかった、母親の苦労や愛情、母親への感謝の気持ち。それらを歌にのせて伝えようとしています。
ありがとう ありがとう
ちゃんと伝わるかな?
その笑顔が勇気になる
ありがとう ありがとう
この言葉ひとつで
光がつながっていくよ
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
「ありがとう」という言葉が伝わることで、光がつながっていく。
光とは、ここでは「愛情」や「絆」という意味であると考えることもできますね。
辛い想いを打ち明けた時に
黙って泣いてくれたともだち
そんなきみの泣き顔を見てたら
嬉しくてまた涙こぼれた
一人じゃ ここまで来れなかった
きみに出会えてよかったよ
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
2番では、友人に対する感謝の気持ちが描かれています。
家族には相談しにくい悩み事も、時にはあるはずです。そんな時、隣で話を聞いて、一緒に泣いてくれる友達がいたら、素敵ですよね。
一人じゃここまで来れなかった、きみに出会えてよかった、と思える友人に出会えたこと。それ自体、とても素晴らしいことなのかもしれませんね。
ありがとう ありがとう
ケンカもしたけれど
いつも味方だってわかってた
ありがとう ありがとう
これからもずっと
その笑顔で見守ってて
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
もちろん、互いの感情がぶつかり合って、ケンカになってしまうこともあるでしょう。
しかし、それを乗り越える度に、友情は深まっていくのです。
これからもずっと、その笑顔で見守っていて、という歌詞からは、今まで支えてくれた友人への感謝の気持ちと同時に、これからもずっと友達でいてね、というメッセージを読み取ることができます。
ありがとう
ごめんね
想いあって 思いやって
この世界は回ってる
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
互いに「ありがとう」と想いあうこと。
それと同時に、「ごめんね」と思いやることも、すごく大切なことです。
「ありがとう」と「ごめんね」。この2つの言葉を伝えあうことで、この世界は回っているんだ、という強いメッセージを、この歌詞から感じ取ることができます。
ありがとう ありがとう
夕焼けの空に
パパの絵を手に走る帰り道
ありがとう ありがとう
会えない時間も
あの日の涙で強くなれる
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
1番の「ママ」というワードにつづいて、ここでは「パパ」という代名詞が登場します。
家族、とくに父親に向けての感謝の気持ちを歌っていることが分かりますね。
会えない時間、とありますから、現在は父親とは離れて暮らしているのかもしれません。
だけど、あの日の涙が自分を強くしてくれる。
この部分の解釈は人によって様々だと思いますが、家族から旅立つときに流した父親の涙によって、大人への階段を一歩登った、と考えることもできますね。
ありがとう ありがとう
ちゃんと伝わるかな?
その笑顔が勇気になる
ありがとう ありがとう
この言葉ひとつで
光がつながっていくよ
出典: ありがとうの輪/作詞:絢香 作曲:絢香
曲のラストの部分。歌詞自体は1番サビの繰り返しですが、曲中で一番伝えたいメッセージだということが分かります。
「ありがとう」という言葉によって、大切な人同士がつながり、やがて輪になっていく。
曲を通して、絢香はこのことを伝えたかったのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
絢香の「ありがとうの輪」の感動的な歌詞について、ここまで紹介してきました。
日頃思っているけど、なかなか口に出せない感謝の言葉。それを伝えることによって生まれる、人と人とのつながりの素晴らしさを、この曲を通して感じることができますね。
「ありがとうの輪」の他にも、たくさんの心に染みる曲を私たちに届けてくれる、シンガーソングライターの絢香。
彼女の今後の活躍から目が離せませんね!
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