Czecho No Republic「好奇心」
Czecho No Republicの5thアルバム「旅に出る準備」から「好奇心」を紹介します。
なんと言ってもアルバムタイトルです。ビックリさせられました。
2013年にメジャーデビューし、1stアルバム「NEVERLAND」をリリースしてからコンスタントに毎年オリジナルアルバムをリリースしてきました。
5作目ということでやっと落ち着いてきたのかと思えば、今作のアルバム名は「旅に出る準備」です。どこかに行ってしまうのでしょうか?
一般的に考えてみると、メジャー1stアルバム辺りに付けられそうなタイトルですが、今回が5作目です。
そして「旅に出る準備」という言葉にお似合いな楽曲が、今回紹介する「好奇心」です。
今後のCzecho No Republicを表した1曲
「好奇心」は、2017年の年末に行われたライブのアンコールでも披露され、観客から多くの反響を呼びました。
かなりポップスに寄った楽曲ではありますが、メンバーからの反応がとても良く、これからのCzecho No Republicの方向性が定まったと語っています。
作詞作曲を行なったのは武田優心さんですが、Czecho No Republic全員の”好奇心”がこれからのCzecho No Republicを突き動かしていくのだと感じました。
「好奇心」のMVはこちら!
”5”がキーワード!
「好奇心」のMVは、5人になって初めての打ち上げ映像からスタートします。
タカハシマイさん、砂川一黄さんが2012年9月からサポートメンバーとして活動することになったので、その直後の映像でしょう。
普通に観てしまいましたが、かなり貴重な映像ですよね。MVに出てくる映像はライブハウス、スタジオ、レコーディング、プライベートな映像まで様々です。
5枚目のアルバムに収録されている「好奇心」は、5人で行ってきた5年間の活動が凝縮されています。
”5”がキーワードになっており、バンドとしての1つの節目を感じる数字でもありますね。
1つのドキュメンタリー作品
MVですが、もはや1つのドキュメンタリー映像といえるでしょう。このような歴史を感じるMVが好きな方は多いと思います。
乃木坂46の「アンダー」、スピッツの「1987→」、ガガガSPの「月影」も同じようなタッチのMVですね。
オールナイトニッポンZEROを担当していた時のニッポン放送のラジオブース、デビュー当初の「NEVERLAND」のMVなど、とても懐かしいです。
ライブ前の円陣、観客の盛り上がり、ライブ終わりのスタッフとのハイタッチ。何気ないことのはずなのにとても感動させられます。
音楽のそばにはいつも感動があります。だから私も音楽を追いかけることが辞められないんだろうなぁ〜…(笑)。
歌詞解説
荒波に立ち向かうCzecho No Republic
悲しいこと言わないでよ
ほんのちょっと思い出してよ
頭の中で広がった
無限のイメージをスケッチ
大荒れの海に船を出せ
後戻りはしない
出典: 好奇心/作詞:武井優心 作曲:武井優心
キーボードからイントロが流れ、ミドルテンポで優しい曲調で始まります。
喧嘩しているのか、本音をさらけ出しているのか。終わりを感じてしまう頭の歌詞です。
しかし、これまでを思い出して良い方向に持っていこうとします。これまでの沢山の創造を形にするのです。
大荒れの海に船を出すように、強く心に決めました。片道切符は重々承知しています。
ネガティブもここで終わりです。ここからが”好奇心”の始まりです。
間違えても構わないから
僕らしく生きるのだ
言葉にすりゃ簡単だけど
右に左に迷うよ
好奇心が暴れ出して
もう手に負えないから
わがままドリブルしてみるよ
その気になりゃ飛べるよ
出典: 好奇心/作詞:武井優心 作曲:武井優心
海に出た彼らは先程までのミドルテンポではありません。楽曲も一気にアップテンポとなり、とても疾走感を感じます。
強い好奇心を持って進んでいく彼らの心情をそのまま歌にしたように感じます。
好奇心が音楽をする上で1番の原動力となるはずです。それを止めることなんてできません。
自分たちがやりたいことをやる。ただそれだけでしょう。自分でも止めることができないし、どこまで突き進んで行くのかも分かりません。
涙流しながら生まれた
笑いながら歩いた
歌いながら探した 青の日々を…
出典: 好奇心/作詞:武井優心 作曲:武井優心