大人気アニメ【ちびまる子ちゃん】ED曲
【いつもの風景】は、大人気アニメちびまる子ちゃんのED曲です。
そして作者であるさくらももこさんと斉藤和義さんのコラボ楽曲。
作詞をさくらももこさん、作曲を斉藤和義さんが担当されました。
アニメにリンクした温かい歌詞と、斉藤さんのやさしい歌声がよくマッチしています。
この楽曲は、当たり前に過ごしている日々は当たり前じゃないと教えてくれるでしょう。
日々を何気なく過ごしていても、今という時間には2度と出会えません。
周りの人や時間を大事にしてほしいという思いが込められています。
何気ない日常
この歌詞部分では、日常の何気ない日を歌っています。
相変わらず誰かは元気だし、特別に大事な日ではない。
しかしそんな日だからこそ、この楽曲は心に響くのでしょう。
なぜ心に響くのかは、最後まで歌詞を読み進めていく必要があります。
まずこの「何気ない日常」を心に留めておくことが重要です。
知っている場所
みどり色の風が吹く
今日もおなじみの景色が見える
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
1行目の歌詞は、目に見えないものを色で例えています。
青々とした木々が生い茂る場所で、自然が豊かだということでしょう。
それに加え、新緑が美しい春のような温かさを表しているのでしょうか。
もしくは夏の暑さのような、熱い気持ちなのかもしれません。
どちらにしても、太陽が輝く空間であり楽曲の主人公にとって心地のいい場所なのです。
そしてそれは2行目の歌詞でわかるように、ずっと変わらない場所。
変わらず同じ場所にある安心できるもの。
みなさんの心にもそのような思い出や人、ものなどがあると思います。
それがこの楽曲で伝えたいことのひとつになるわけです。
知っている人々
大好きなあの子が走って
へんてこなあいつが転んでる
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
直前の歌詞に続き、ここでは安心できる人を表しています。
この歌詞で出てくる2人は一見すると正反対のように思えますが、主人公にとってはどちらも欠かせない人々。
そのため、大事で安心できるのでしょう。
あんまり好みではない人も、急にいなくなると寂しかったりします。
そのような人も、自分にとって安心できる日の一員であるのです。
この楽曲の主人公にとって歌詞の事柄が日常であり、それが当たり前だということなのでしょう。
みんなが主人公
マンガみたいな町だな
オレもオレって役で登場するんだぜ
出典: いつもの風景/作詞:さくらももこ 作曲:斉藤和義
物語の中にいると考えてみたらいい。
そうすれば辛いことも軽減されるし、楽しいことは倍増される。
1〜2行目の歌詞の意味はこのようになるでしょう。
大抵の悩みが気持ちの問題だったりします。
そのような問題を解決するために、少し周りを見回してみよう。
この歌詞部分では、みんなが主人公というメッセージを感じます。
そのように考えていれば、少し勇気が出たり違う発見ができるからです。
辛く苦しいときにあえて、周りに目を向けてみると世界が変わります。
この曲は、大切なものを思い出させてくれる応援ソングでもあるのではないでしょうか。
日常を歌う
上記で変わらない日々を表していると記しました。
それは何気ない日常のようなものだと。
しかしこの楽曲で伝えたいことは、そこではありません。
日常を表したいわけではなく、日常を大切にしてほしいという思い。
それがこの曲で伝えたいことです。
この先の歌詞からその意味がより理解できるでしょう。
詳しくもう少し丁寧に、歌詞になぞりながら説明していきます。