【青春バスガイド】とはどんな曲?
【ハロー!プロジェクト】の人気アイドル
【モーニング娘。】や【アンジュルム】【つばきファクトリー】などの人気アイドルたち。
彼女たちの所属は全て同じ芸能事務所【ハロー!プロジェクト(通称ハロプロ)】です。
そして今回紹介する【Berryz工房】もまた【ハロプロ】所属。
彼女たちの数ある曲の中でも今回は【青春バスガイド】という楽曲の歌詞の意味を解釈していきます。
この楽曲は2009年6月3日に発売された20枚目のシングル【青春バスガイド/ライバル】に収録された1曲。
両A面のこのシングルの中でもアニメ【イナズマイレブン】の主題歌に起用されたことでも注目を浴びました。
作詞作曲はもちろん【つんく】。
彼の作る楽曲には彼女たちを際立たせる要素がたくさん詰まっています。
作詞作曲など、プロデュースの面でも右に出るものは少ないであろうプロデューサーとしての彼。
そんな彼がこの曲に込めた想いと【Berryz工房】がマイクを通して伝えたい想いとは一体何なのか。
これから解釈していきたいと思います。
タイトルから伝わること
この楽曲のタイトルは【青春バスガイド】。
青春という単語から、恋に纏わる内容になっていることが想像できます。
そしてバスガイド。恋をしてしまっている相手はどうやらバスのガイドさんのようです。
物語の主人公は歌詞の一人称から察するに男の子で、相手のバスガイドさんは大人の女性でしょう。
そして歌詞に綴られているのは男の子のバスガイドさんに対する想いです。
注目すべきは彼の心情の変化。
歌詞には恋をしてしまった彼の心が様々な変化をしていく様子が描かれていたのです。
歌い出しの歌詞から伝わる主人公の想い
終わってしまう幸せな時間
今日でサヨナラ
胸が苦しい
手紙書いていいだろう
出典: 青春バスガイド/作詞:つんく 作曲:つんく
歌い出しの歌詞です。
今日でバスガイドさんと主人公との時間は最後になってしまっているようです。
もうバスでの移動は終わってしまったのでしょう。
旅行なのか、合宿なのかは描かれていません。
しかししばらくの間とはいえバスの中で一緒に過ごせていた幸せな時間は終わりを迎えてしまうようです。
自分の想いを伝えることができずに過ぎ去ってしまった日々。
彼はその後悔と別れることになってしまう寂しさによって苦しめられています。
そして最後に手紙でも渡そうかなと悩んでいるようです。
好きな人と関わることができなくなるのは相当に辛いもの。
彼もどうにかできないかといろいろ画策しているようです。
最初の歌詞からは主人公の彼女への想いと別れてしまうことの辛さが滲み出ているのではないでしょうか。
恋に落ちたのは一瞬の出来事
ひとめぼれなんだ
僕が弾けた
止まらない感覚
出典: 青春バスガイド/作詞:つんく 作曲:つんく
主人公の恋は彼女を一目見た時に始まりました。
彼女がバスガイドさんとして登場したその瞬間、主人公は心に躍動するような感覚を覚えたのです。
主人公があっという間に彼女に心を奪われてしまった様子が描かれています。
それほど主人公にとって彼女は魅力的で、特別な存在に感じたのでしょう。
一目惚れというのは自分でも意外なほどにあっけなく恋に落ちてしまうもの。
そしてその時の感覚がこの歌詞には綴られていたのです。
この歌詞からは主人公の高揚感と浮わついた感情が容易に想像できます。
ここでは恋をしている時のあの何ともいえない充実感を感じ取ることができるのです。
好きすぎるが故の感情
いい匂いがした
みんなに優しくするなよ
独り占めしたいんだ
出典: 青春バスガイド/作詞:つんく 作曲:つんく
ここでは恋をしたことによる主人公の心情の変化を読み取ることができます。
主人公の心にバスガイドさんに対する独占欲が湧いてきているようです。
バスガイドのお姉さんは乗客に対して平等に優しく接してくれています。
しかし主人公からすると彼女のその全員に対する優しさが気に食わないようです。
なぜなら優しくすればするほど周りのみんなも好きになってしまう可能性があるから。
主人公は恋のライバルの出現を恐れているのです。
それと同時に彼女にはそれほどの魅力があるのだと思っています。
自分が恋をした相手には自分だけに優しく、特別扱いして欲しいもの。
他の人に気を持たせるような行為はして欲しくないのです。
恋をしてしまったことで生まれる独り占めしたいという気持ち。
その気持ちから主人公の強い想いと恋をすることの苦しさも感じ取ることができるのではないでしょうか。