今が幸せ

そうさ 愛 愛 愛を知る
星降るこの夜に
きっと I am alive for this time
幸せを祈ろう
永遠じゃないとしても

出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子

英語歌詞部分の直訳の意味は、「私は今回のために生きている」です。

愛を感じられる星が綺麗な夜を過ごしているスウィッチドール。

こうした幸せを感じる瞬間のために、彼女はきっと生きていると感じられたのです。

今まではいつも嫌われる不安や罪の意識を持ちながら生きてきた彼女だったのかもしれません。

オーナーから初めて愛というものを教わった彼女は、幸せを感じるために生きているということを実感しました。

いつまでもこのような幸せを感じられるかはわかりません。

それでも、こうした瞬間をこの先持てることをそっと祈っています。

愛というものに初めて触れて、彼女はなぜ生きるのかという問いに答えがみえてきたようです。

痛みを抱えながら

自分が救いになれれば嬉しい

誰かの救いになれたら
少しは 自信がつくかな

出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子

愛を知ったスウィッチドールは、誰かの役に立ちたいという思いを持つようになります。

愛されていても、自分自身に何か自信を持っている訳ではありません。

オーナーの愛に見合うだけのお返しができているとは思えないのです。

瞳に映る孤独

癒えない痛みは
瞳の奥で揺れるよ

出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子

自信が持てず、この愛されている幸せもいつまで続くかはわかりません。

そのような悲しみをオーナーに出会えた後もスウィッチドールは1人抱えています。

そうした痛みは、彼女に涙をもたらしますがぎりぎりのところで泣かないように耐えているのでしょう。

涙が瞳の奥にとどまり、明かりとなって揺らいでいます。

代わりがきかない存在だと知って

それでも わたしの 代わりなど居ないってこと
初めて 教えてくれた夜に
涙は(涙は)煌めき あぁ

出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子

自分はいつでも代わりがきくようなスウィッチドールの1人だと思っていました。

心の奥であきらめに近い気持ちを持っていたのでしょう。

そうした思いを見透かすように、オーナーは代わりなど居ないことを彼女に教えてくれました。

心の奥につかえていた、本当はいつオーナーからの愛を失うかもしれないという思いも消えていきます。

改めてオーナーの愛を知って、こらえていた涙が流れだしました。

無理して笑顔を作っていたスウィッチドールは、幸せを感じて涙を流せるまでになりました。

抑えていた苦しい感情が大きな喜びに変わった時、彼女は泣くことを自らに許可できたのです。

彼女にとって幸せや喜びという感情はかけがえのないもの。

でも、他の感情はまだまだ表に出したくないし、抑制したいものなのでしょう。

涙は、彼女が肯定している感情と認められない感情の差を示しているのだと考えられます。

愛に満たされる

そうさ 愛 愛 愛だけが
ココロを満たしてゆく
貴方の 強い 強い腕が
わたしを包むよ

出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子