これまで孤独を感じて生きてきて、愛を理解できなかったスウィッチドール。
オーナーが与えてくれた愛で、幸せを感じられるようになりました。
大事に自分を包んでくれるオーナーの腕にも、彼女は愛を感じているのでしょう。
幸せな時を続けていく
愛されてわかったこと
そうさ 愛 愛 愛に触れ
世界を 愛せたから
きっと I am alive for this time
出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子
オーナーの愛に触れて、今までの憂鬱な思いを抱えながら過ごしていた日々が変わります。
これまで自分を取り巻いていた世界の見方も変わってきました。
オーナーと過ごしている現在の彼女は、この世界を大事に思えるようになったのです。
オーナーという1人の人間の愛によって、彼女の世界観も変わっていったのでしょう。
辛い痛みを感じていた世界から、幸せを実感できる世界に変わったのは彼女自身が変わったからでもありました。
愛という大きな力が彼女を取り巻く世界や彼女の世界の見方を変えていく。
彼女の心の中で、とてもドラマティックな変化が起こったことが伝わってくる場面です。
1つ1つの幸せを大事に
幸せを刻もう
夢のような日々に
出典: スウィッチドールの涙/作詞:草野華余子 作曲:草野華余子
彼女は、このような幸せは夢のように素晴らしいものだと思っています。
幸せな瞬間それぞれを大切にとらえながら、日々を続けていくこと。
そうしたオーナーの愛のある日々の生活のありがたみを実感しているのでしょうね。
思いをスウィッチドールに投影した、えなこらしさが詰まった楽曲
一方的に選ばれながらも幸せを実感できたスウィッチドールの物語
ここまで歌詞を考察してきました。
初めて愛に触れて、生きるとは幸せを感じることだと気付いたスウィッチドールの思いが綴られていました。
自分を自ら抑えつけて、人の顔色を伺うばかりだった状態は彼女にとってとても辛いことだったのだと思います。
それでもオーナーの大きな愛に触れて、彼女は生きている意味を見出せるまでになったのです。
信頼できる人との出会いにより、人生の捉え方まで変わってしまうことに考えさせられてしまいます。
現実世界を生きる私たちの生きやすさについて考えるきっかけになるような内容にも受け取れます。
スウィッチドールは、自分を選んで迎えてくれたオーナーを自ら選ぶような立場にはなれません。
自分が選ばれるだけなのです。
幸せを感じる夢のような日々を手に入れた理由は、彼女が愛ある信頼できるオーナーに選ばれたためです。
人間の場合は困難な道にはなるかもしれませんが、付き合う人や関わる人を選択することは可能でしょう。
世界の見え方が変わるような出会いや愛も、自ら求めて見つけられる可能性だってあります。
そして相手側からそのような幸運がもたらされて、自分をよりよく導いてくれることだってあるのです。
幸せや人生の選択についても考えさせられるスウィッチドールの世界観もとても魅力的な楽曲でした。
コスプレイヤーえなこが歌う歌だということ
コスプレイヤーであるえなこさんは、スウィッチドールと真逆の立場にあたります。
それでも彼女が表現したいスウィッチドール像は、えなこさんの心を反映しているのが見事です。
コスプレでは、自分とは違う人物になりきることで自分を表現します。
オーナーによって選ばれて飾られるスウィッチドールと立場は異なってきます。
この歌はえなこさんがコスプレイヤーとしての自分を愛する人たちへ伝えたい思いとして昇華されているのです。
1回1回のコスプレで得られる充実感とファンの愛で彼女は生きているのです。
「えなこ」という代わりのない存在で居られることを最高に幸せに思っています。
えなこさんというリアルな人間とスウィッチドールというファンタジーの違いが活かされた世界観。
えなこさんの人間的な魅力を巧みに引きだしていて聞き手を楽しませてくれます。
ファンとしても彼女の夢のような日々をずっと祈りたいと思わせてくれる楽曲でした。
えなこ「スウィッチドールの涙」が好きな方におすすめの記事
最後にえなこさんの「スウィッチドールの涙」が好きな方におすすめの記事をご紹介します。
えなこ【シャボンより脆いセカイ】歌詞の意味を考察!なぜシャボンセカイにこだわるの?本当の自分とは - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
グラビアアイドルに歌手や声優など様々な方面へ活動の幅を広げている人気プロコスプレイヤー「えなこ」。この記事ではえなこが歌手としてリリースした1stEP『ドレス・レ・コード』に収録された楽曲【シャボンより脆いセカイ】の歌詞を考察します。