Acid Black Cherryが贈る激しい歌詞「ピストル」
Acid Black Cherryの11thシングルである「ピストル」。
ギターのキレがとてもカッコイイメロディですね!
このストレートというよりは、若干変化球を加えたギターさばきに虜になる人も多いでしょう。
それでいて歌うyasuさんの歌声もセクシーなので、男女問わず多くのファンを獲得しています。
歌詞が結構過激って本当!?
そんな「ピストル」ですが、実は歌詞がかなり激しいです。
というより、際どいと呼ぶ方が良いでしょうか。
Acid Black Cherryはそういった方面の歌詞が多く、ファンであればご存知の方も多いでしょう。
それどころか、「ピストル」はAcid Black Cherry史上最強の激しさです。
ただし、人によっては「どういう意味?」「何のことを歌っているの?」と思う人もいるかもしれません。
大体別の言葉で言い換えていますからね。
この記事では、具体的な情景ではなく歌詞に込められた想いをメインに解説します。
今の説明で察した方もそうでない方も、安心して気軽にご覧いただければと思います。
「賭博黙示録 カイジ」主題歌
「ピストル」は大人気漫画が原作の「賭博黙示録 カイジ」の主題歌でもあります。
主題歌といっても民放アニメの主題歌ではなく、beeTVという動画配信サイトで配信された方です。
「賭博」という言葉がタイトルにあるように、ギャンブルものの物語となっています。
しかし、ただギャンブルをやるのではなく、命がかかっているが故の人間模様が描かれているのです。
人間命がけの時が一番本性を表すもの。
その繕いようもない姿が読者にうけ、今や多くの人に知られる有名な作品となりました。
主人公は、定職に就かず毎日堕落した生活を送る青年・カイジ。
彼はある日、友人の保証人になったことをきっかけに多額の負債を抱えてしまいます。
それにより、カイジは様々な命を賭けたギャンブルに身を投じることになるのでした。
「カイジ」といえば「ざわ…ざわ…」のような有名なネタもあります。
作品自体は知らないけれどそのネタは聞いたことがある、という人も多いでしょう。
カップルを描いた歌詞
では早速、歌詞を見ていきましょう。
「ピストル」の歌詞はとあるカップルを描いています。
第三者目線で客観的に2人を描いているのではなく、女性目線から見た歌詞のようです。
つまり、女性の相手に対する想いが綴られているのでしょう。
その想いとは、一体どんなものなのでしょうか?
相手に対する不満
ねえちょっとしらけさせないで 愛の蜜をこぼさないで
自慢のピストルをここに突き付けて
針に糸を通す様に 果実握り潰す様に
ギリギリの天国へ ほらカウントダウン開始
出典: ピストル/作詞:林保徳 作曲:林保徳
いきなり出だしから相手に対する不満全開です。
相手はなかなか自分の思うようにはやってくれません。
どんなカップルや夫婦であっても、相手は自分ではなく他人。
ですから、必ずしも同じようにできないし思えないのは当然のことです。
いやそうではなくて、わざとそう思わせてくることを相手がしているのかも?
それはこの歌詞の女性のためではなく、男性が自分のためにやっていることなのでしょうか。
そうだったとしたら、そりゃあ女性はイラッとしてしまいます。
多少は良くても、いつまでも自己満足なことをしていたら「早くしてよ!」って思うでしょう。
何故なら、それは女性を想っての行動ではないから。
女性は相手に愛して欲しいと思っているようです。
最終的に、女性が「ちょっと!」と言ったら相手は応じてくれた様子。
ひとまず不満は解消、といったところでしょうか。
元カレよりも
溢れだしちゃう場所に触って アイツよりSな言葉で
もっと変身させて 目をそらさないで
出典: ピストル/作詞:林保徳 作曲:林保徳
女性から相手に対する要求のようです。
「S」は「ドS」と呼ばれるようなキツイ言葉のことですが、敢えてそれを言って欲しいということでしょう。
「アイツ」は人を指す代名詞ですが、誰のことを指しているのでしょうか。
歌詞から察するに、この女性が今の相手の前に付き合っていた人のことだと思われます。
いわゆる「元カレ」というものでしょう。
相手からすれば、恋人から自分以外の付き合っていた人のことを聞かされるのは良い気分がしないでしょうが…。
ひょっとしたら、わざとそんなことを言って挑発しているのかもしれません。
元カレよりも、もっと過激なことを言ってみせろと言っています。
自分ではない恋人の話をして行動を起こさせるのは、ある意味大きな賭けです。
うっかりすると、今の恋人との関係が破綻しかねません。
しかし今の女性にとっては、それをして嫉妬させる必要があったのでしょう。
そうすることで、今の恋人に積極的に動いてもらおうとしています。
実際に声にしてそれを言っているかどうかは微妙なところ。
ですが、似たようなことを直接伝えているのは確かなように思えます。