ボクのために歌う吟

きっと誰もが感じたことのある心の閉塞感を描く曲

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plentyの最初のCD、「拝啓。皆さま」に収録された初期の代表曲です。

一言で感想を言うなら「暗い」という印象の曲でしょう。ただひたすらに生々しく負の感情を吐き出したような歌詞が綴られています。苦しくて辛くて、何もかも投げ出したくなったときのような、そんな閉塞感が伝わってきます。

きっと多くの人がこんな気持ちを経験したことがあるでしょう。だからこそ、決して優しいとは言えない言葉で歌われているのにどこか共感できて、心地よさすら感じます。

ただひたすらに心の苦しさを描いて「自分たちはこういう思いを歌うバンドだ」と示しているような曲です。

人との距離のはかりかた

大切な人との距離に悩む全ての人に聴いてほしい曲

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この曲ではそのタイトル通り、大切な人との「距離のはかりかた」に悩む人の心が歌われています

大切な人を見つけて付き合っていくことは決して楽しいことばかりではありません。その距離感に悩んだり、上手くいかずぶつかったりすれ違ったりすることもあります。

離れすぎるのはもちろん駄目だし、逆に近過ぎても駄目。どの距離を「丁度良い」と感じるかも人それぞれで、一度この距離について考え始めたら悩みは尽きません。

何度も悩んで時には諦めたり愚痴っぽくなりながら、最後はそれでも前向きに大切な相手とのこれからを見据えるような歌詞が綴られています。

ゆったりした優しいメロディも相まって、頭にスッと言葉が流れてきて最後は少し心がほっこりするような曲です。

一括りに枠の中に当てはめられることへの抵抗を激しく歌う曲

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plentyの曲の中では珍しくテンポが速くてロック色の強い曲です。


タイトルのにもあるように、「ゆとり世代」「今どきの若者」と一つの枠に括られることについて抵抗しようとするかのようなメッセージが込められた曲になっています。


これを書いた当時ボーカルの江沼さんがまだ若かったことも影響しているのか、強い言葉でやりきれない感情がぶちまけられています。


そして歌詞にはただその感情を溜め込むのではなく、それを言葉にして表現するという決意も込められているように見えます。


あまりテンションの起伏が見えないplentyの中でも少し異色な、激情の見える一曲です。

蒼き日々

独りの夜の不思議な安心感

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一人きりの夜は、孤独だけど誰にも邪魔されない不思議な安心感がありませんか?


この曲は、上手くいかないことがあって一人で投げやりな気持ちになっている、そんな夜の情景を描いているように思えます。


少し自分のことを嫌いに思って、その一方では不思議な自信に溢れていて。一人の夜だからこそこんな感情が出てくるのかもしれません。