西島隆弘がカバーしている「Last Love」

AAA【Last Love】歌詞の意味を解釈!「最後の恋」と歌う理由は?深い心の傷は愛情の裏返し…の画像

2012年にリリースされた「777~TRIPLE SEVEN~」の7番目に収録されている「Last Love」。

当時の女子メンバーが切なく歌い上げていました。

そして翌年2013年には、同メンバーである西島隆弘がカバー曲としてリリースしています。

女子目線での歌い上げと男子目線での歌い上げ。

同じ曲でもまるで違った曲のように感じます。

「Last Love」は男女混合グループの面白さ、そして強みが上手く活かされた曲となりました。

女性目線と男性目線の両方から歌詞を解読していきましょう。

私を弄ばないで欲しい

女性のプライドを感じる

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Hey boy,出会った頃から
Hey boy,変わった態度が
I know you playin' on me
(Lair,lair,lair,lair,don't you play that)

出典: Last love/作詞:SHIROSE from SHIROSE JUKU,GASHIMA from SHIROSE JUKU,NIKKI from SHIROSE JUKU 作曲:SHIROSE from SHIROSE JUKU,NIKKI from SHIROSE JUKU,Simada from SHIROSE JUKU,KEN MATSUOKA from SHIROSE JUKU

出だしでは、恋人へと語り掛けています。

実際に恋人は側にいるのでしょうか……。

もしくは、目の前にはいない恋人に語り掛けているのかもしれません。

恋人が側にいたのだとしても、きっと背を向けていることでしょう。

気まずい空気が流れます。

付き合い始めた頃は、手をつないだり笑顔を交わしたりしていたことでしょう。

自分の為に時間を割いてくれたかもしれません。

でも今は、合わない視線やそっけない態度。

彼の心が変わってしまったのだと、気が付いてしまいます。

彼は口にしないけれど、自分は弄ばれているんだと確信しているのです。

もう取り繕わないで、適当に遊ばないでと突き放しています。

女性のプライドや気の強さなどを感じますね。

西島ver.では少し切ない

同じ歌詞の部分でも男性が歌うと雰囲気が少し変わります。

おそらく恋愛に対してのスタンスが違うのでしょう。

女性は受け身の恋愛になることが多く、男性は攻めの恋愛になることが多いものです。

それゆえに、女性はすがりたくないというプライドが生まれます。

一方男性は相手にされなくなった哀しみが前面に出やすいようです。

「Last Love」にもその心情は現れており、西島ver.の方が切なく歌い上げています。

女性は愛が冷えると冷淡になりやすいもの。

西島が歌う「Last Love」では、だた一緒にいるだけの冷えた時間が辛い。

これ以上僕を弄ばないで欲しいと懇願しているかのように聞こえます。

恋は終わったと理解している

気がついたらもう別れるしかない

Hey boy,二人でいても
Hey boy,話すことなくて
I know that we're over
(Liar,liar)

出典: Last love/作詞:SHIROSE from SHIROSE JUKU,GASHIMA from SHIROSE JUKU,NIKKI from SHIROSE JUKU 作曲:SHIROSE from SHIROSE JUKU,NIKKI from SHIROSE JUKU,Simada from SHIROSE JUKU,KEN MATSUOKA from SHIROSE JUKU

出会った頃の一緒に過ごす時間は、かけがえのないものだったはずです。

しかし今は、恋は終わったのだと確信する時間になってしまいました。

二人の恋は終わっていないと思いたいけれど……。

でも、やはり恋は終わっている。

認めたくないけれど、別れるしかない。

女性メンバー宇野実彩子と伊藤千晃が歌う歌詞からは、辛い決意を感じます。

きっと自分はまだ彼のことが好きなのでしょう。

でも、彼の心が離れた以上一緒にいることは出来ないと心に決めました。

西島ver.では苦悩する姿を感じる

一緒にいても会話が続かなくなってしまった。

視線も合うことがなくなった。

僕は彼女を見つめているのかもしれません、それでも彼女は振り返らない。

二人の恋は終わってしまったのだろう……。

わかっているといいつつも、どうしてこんな風になってしまったのだろうと悩んでいます。

理解しているような素振りを見せても、心の中では破局を理解出来ていないのではないでしょうか。

Last Loveといえるほど愛していた

100%信じられる恋愛はもうできない