キャプテン&副キャプテンが歌うクールなナンバー
2019年2月27日にリリースされた欅坂46のシングル「黒い羊」。
そのカップリング曲として収録されているのが、今回紹介する「ヒールの高さ」です。
この楽曲を歌っているのは、キャプテン・菅井友香さんと副キャプテン・守屋茜さんの2人。
(※2019年3月現在のキャプテンと副キャプテンです。)
欅坂46には様々なユニットがありますが、この2人でユニットを組むのはこの曲が初めて。
どちらも人気のあるメンバーなので、欅坂46ファンなら必聴の楽曲といえるでしょう。
ちなみに、菅井友香さんと守屋茜さんは、
前々から「2人で一緒にユニットを組んでみたい」と話していたんだそうです。
なので、「ヒールの高さ」は2人の願いが実現した記念すべき楽曲といえるでしょう。
2人の透明感溢れる歌声と、とってもクールなこのナンバーは相性ばっちり!
2人のファンではない人も、この歌を聴いたら一気に好きになってしまうかも!?
MVでは仲良さげな二人の姿に注目!
日頃からとても仲の良い、菅井友香さんと守屋茜さん。
「ヒールの高さ」のMVでは、そんな2人の仲の良さをしっかりと確認することができます。
お揃いのネイルをしながら楽しそうにしている2人。
退屈そうに紙を破く守屋茜さんを見て、ちょっかいを出す菅井友香さん。
その後、雪合戦をするように破いた紙を投げ合って遊ぶ2人。
「普段から2人ともこんな感じなのかな~」ということが伝わってくる映像になっています。
ほっこりすることができる素敵なMVなので、皆さんもぜひ見てみてください。
YouTubeの公式チャンネルでは「ヒールの高さ」のMVを公開しているので、要チェックです!
主人公は新社会人!深く共感できる歌詞を解説!
社会人になりきれていない主人公が思うこととは?
それでは、歌詞の解説をしていきましょう。
「ヒールの高さ」の歌詞では、新社会人の女性が主人公になっています。
この間まで学生だったけど、卒業して新社会人になった主人公。
しかし、社会の洗礼を受けて、複雑な気持ちを抱えています。
もう学生ではないけど、社会人になりきれていない主人公は、働きながら何を思うのか。
その辺りを詳しく掘り下げながら、歌詞の意味を解説していきます。
1番の歌詞
満員電車やスーツに慣れない主人公
朝の駅に電車が着く度 エスカレーターに溢れる人よ
モノクロの服は誰が選んだのか?
就職してまだ一年では学生気分抜けていなくて
自分の肩書きを忘れてしまう
出典: ヒールの高さ/作詞:秋元康 作曲:鶴﨑輝一
ここでは、朝の通勤ラッシュの様子を描いています。
ギュウギュウの電車に乗って、毎日職場まで通う主人公。
電車を降りてホームに出た後も、人の波に飲まれながら歩かなくてはいけません。
人が多い都会の駅では、よく見る光景ですね。
また、ここで登場する「モノクロの服」とはスーツのことです。
主人公はスーツを着ることに対して、あまり良い感情を抱いていないのでしょう。
「なんで毎日こんな地味な服装をしなくちゃいけないんだろう…」といった気持ちになっています。
社会人になってから1年経っても、通勤電車やスーツに慣れていない主人公。
もしかしたら心の奥底で「まだ学生でいたい…」といった気持ちがあるのかもしれません。
実際、歌詞の中でも「学生気分抜けていなくて」と歌っていますしね。
子供の頃の夢を思い出せなかった理由とは?
子どもの頃に何になりたかったか?って
思い出せないのは きっと ギャップに気づきたくないから
出典: ヒールの高さ/作詞:秋元康 作曲:鶴﨑輝一
ある時主人公は他の人から、子供の頃の夢について聞かれました。
しかし、この主人公は自分がどんな夢を描いていたのか思い出せません。
いや、正確には"思い出したくなかった"のでしょう。
子供の頃は、社会の厳しさや夢を叶えることの難しさについて、あまりよく分かっていません。
だからこそ、自分の心が赴くままに「将来は○○になりたい」と自由に夢を描けるのです。
きっとこの主人公も、子供の頃は自由に夢を描いていたのだと思います。
でもその夢を叶えずに、ごくごく普通の企業に勤めるOLの道を選んだのです。
夢を叶えることができなかった…という負け組のような意識を持ちたくなかった主人公。
だから、子供の頃の夢を忘れようとしていたのでしょう。
そう考えるととても切ないですね。