「believe in yourself」/阿部真央 勇気の出る大人気のアニメ主題歌の歌詞解釈！

「精一杯やろう」と思っても、ごまかすことはいくらだってできます。

「精一杯、できるだけのことをやったかどうかなんていうのは結局、自分にしかわからない」のだから、「自分には嘘をつくな」とあべまは伝えたいのでしょう。

このメッセージはきっと、聞く人の心に深く刺さるはずです。

人間誰しも、どうしても人と自分の優劣が気になって卑屈になってしまうこともありますよね。

でも、そんなことをしてもいいことはありません。

阿部真央は、「人と自分を比べるなんて無意味なことはせず、他の人に誇れるような自分になろうよ」と言っているのです。

他の人は見ていなくても、自分だけは自分のことをずっと見ています。

周りが見ていないと楽ばかりしていると、結局は自分にその報いが帰ってくるのです。

ここでは、「逃げないでいれば最後には必ず報われるから、たちむかえ！」というメッセージが伝わってきます。

現代の日本では人間関係に悩む人も少なくないでしょう。

人に馬鹿にされたり、いじめられたりすることもあるかもしれません。

でも、だからと言って自分も同じようなことをしてしまうと、結局は自分も嫌な気持ちになりますし、馬鹿にしてくる人と同じレベルになってしまいます。

だからここでは、「やられたらやり返すというのはやめよう」と言っているのです。

うまくいかないことがあると、「どうして……」なんて自分を責めたりいつまでも後悔したりしてしまいますよね。

でも、そんな風に落ち込んでいても結果が変わるわけではありません。

この歌詞では、うまくいかなかった結果に固執するのではなく、「歩んできた道のり（＝過程）を大切にして」だと伝えているのです。

歌詞の冒頭のフレーズに戻りますが、逃げ続けてばかりいると結局最後に自分自身でもやもやしてしまいます。

そんな風にならないために、周りに認められなくてもいいから少なくとも「自分が自分を認めてあげられるように生きよう」ということがこの歌詞には込められています。

曲のラストのサビにかかる前半部分でこの曲では「休んだっていい　また前を向けるなら」と言っています。

おそらく、「自分を騙さないで精一杯頑張ることは大切だけど、難しい時には休んだっていいんだよ。だけど必ずまた歩き出そうね」というようなことを伝えたいのでしょう。