幼なじみデュオ、やなわらばーの魅力
沖縄県石垣島出身のやなわらばーは2003年に活動開始。
2020年12月31日をもって、解散することが決まっています。
ボーカル&アコースティックギター担当の東里梨生とボーカル&三線担当の石垣優。
幼なじみの二人が奏でる沖縄の音楽は、“人の心を癒す”と大人気なのです。
3本の弦しかない三線から生み出される多彩な音色。
伸びやかな2人の歌声。
この2つの魅力が合わさって、私たちの心の機微に触れることができるのです。
ドラマ【菊次郎とさき】とタイアップ!
【菊次郎とさき】とは?
2001年にテレビ朝日でスペシャルドラマとして放送された【菊次郎とさき】。
スペシャルが話題となり、その後2003年・2005年・2007年とドラマシリーズ化しました。
このドラマの原作は、ビートたけし(北野武)が筆を取った同名の小説です。
ドラマは北野家のコミカルな日常を描いた内容となっています。
また情緒溢れる下町で暮らす人たちの優しさにも感動するドラマです。
やなわらばーもドラマに出演
やなわらばー、ドラマのエンディングで共演! | ORICON NEWS
ニュース|ドラマ『菊次郎とさき』に出演する“やなわらばー” ドラマ『菊次郎とさき』の主題歌「いちごいちえ」を歌う“やなわらばー”は、沖縄・石垣島出身の2人組で、ボーカルと三線(さんしん)担当の石垣優と、ボーカルとギター担当の東里梨生による女性ユニット。そんな2人が、来週放送の『菊...
実はドラマのエンディングで、主題歌を担当するやなわらばーも1度だけ出演しました。
北野家の縁側や越後屋で主題歌を奏でるやなわらばー。
ドラマに出てくる越後屋は、呑んだくれの父親が足繁く通う居酒屋です。
主題歌【いちごいちえ】の歌詞には2回“おじさん”というワードが登場。
インタビューにも書かれているように、越後屋の常連であるおじさん達が表現されています。
このように、【いちごいちえ】はドラマの内容に寄り添った歌詞となっているのです。
少し破天荒な父と優しい母、そして温かい下町の人々。
そこで見守られ続けていた北野少年目線の曲だと考えることができます。
少年時代の思い出
怒られる事で感じた愛情
早く時が経てばと 大人への憧れ 時に強く
わざと悪戯をして 怒られる事で愛をおぼえた
出典: いちごいちえ/作詞:Ryoji 作曲:RYOJI NAOKI-T
早く大人になりたい…誰しも子供の頃願ったことがあるのではないでしょうか。
今では子供らしい悩みだなと思えますが、子供の頃は真剣そのもの。
周りに認めて欲しい、自分と真剣に向き合って欲しい。
構って欲しくて、ついつい怒られるようなことをしてしまうこともあります。
でもその事で初めて、自分は愛されていると実感することができるのです。
人は真剣に向き合っていない相手に怒ることができるでしょうか?
答えはNOです。
相手を想って怒るという行為は、愛情表現の1つ。
それに気づけた少年時代の思い出なのです。
心優しい少年の姿
早く楽にさせると 母への約束 言葉にせず
わざと 隠し事して驚かす事で 夢をおぼえた
出典: いちごいちえ/作詞:Ryoji 作詞:RYOJI NAOKI-T
ここの歌詞では、少年の心優しい面を垣間見ることができます。
自分にたっぷりと愛情をかけてくれた母。
きちんとそれを理解している少年だからこそ「楽にさせてあげたい」と思えるのです。
しかし、その約束は恥ずかしくて口には出せません。
母にあげたい物、してあげたい事。
サプライズのように母を喜ばせたいのです。
そして、喜ぶ母を見て「次はこれをしてあげよう」とまた夢が膨らむ。
そんな心優しい少年の姿にホッコリしてしまいそうです。