片目だけコンタクトを落としても
半分こにならないあなた
今更探す気もないけれど
あの時どうればよかったのかな

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

コンタクトを使用している人だとよく分かると思うのですが、片方だけコンタクトレンズが入っている状態って非常に違和感を感じます。

きっとこの歌詞の主人公は違和感を覚えたまま生きているのでしょう。

そして、その違和感の原因が「あなた」にあるといったニュアンスも感じられます。

《1番Bメロ》リスミーを飲んでいる主人公

空中遊泳しましょう
遠くなってくアスファルト
帰ってこられなくていいの
思えば、あなたっていつも土足なんだね

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

ここでは、睡眠薬のリスミーを使ってフワフワとした感覚になっている状態を表現しているように感じます。

つまり、この歌詞の主人公はリスミーを日頃から飲んでいるような状態なのでしょう。

そして、フワフワとした感覚の中で主人公は、いつも土足で心の中に踏み込んでくる彼氏のことを思い浮かべます。

《1番サビ》恋人関係をダラダラと続けてしまっている

私たち 曖昧に愛し合ってさあ、
いつの間にか夜にでもなってさ
夜風に乗せて不完全な今日を飛ばしている、
そうでしょう
過ぎていった時間や人々を
ほんの少し後悔しながら
片手で、あるべきだった今日を探している
探している

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

1番のサビでは、恋人との関係について綴られています。

ふたりの関係はいつも曖昧で、お互いに深く心から愛し合っているというわけではなさそうです。

いつの間にかふたりでダラダラと過ごして、気が付いたら夜も一緒にいるといった関係なのでしょう。

こんなダラダラとした関係について、主人公はちょっぴり後悔していることが分かります。

「あるべきだった今日」とはダラダラとした関係を断ち切って、もっと充実した毎日を送ることを指しているのでしょう。

《2番Aメロ》嫌われるのが怖い主人公

好きでも嫌いでもないあのバンドは解散したし
あいつはきっと努力しているし
そのままの私を嫌われるのが怖くて
結局いつも

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

2番のAメロでは「嫌われたくない」という主人公の思いが描かれています。

きっと、恋人とダラダラ関係を続けているのは「縁を切ることによって嫌われたくない」という弱い気持ちがあるのでしょう。

《2番Bメロ》それなのになかなか別れることができない

もしも2人はぐれても
変わらず生きれるよ
きっとすぐに忘れるの
それでもあなたを引き止めたのはなぜ

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

お互い心から愛し合っているわけではなく、どことなく冷め切っています。

なので、もし破局したとしてもきっと問題なく生きていけるのでしょう。

それでも別れられないのは「誰でもいいから自分を嫌わないでいてくれる存在がほしい」という気持ちがあるせいだと推測できます。

《2番サビ》なんだかんだで別れたくない主人公

私たち曖昧に愛し合ってさあ、
いつの間にか夜にでもなってさ
夜風に乗せて不完全な今日を飛ばしてる、
そうでしょう
もしあなたとはぐれてしまっても
私きっと、死ぬわけじゃないけれど
たぶん、今よりもすごく後悔してしまう気がしている

出典: リスミー/作詞:雫 作曲:雫

2番のサビの前半は、1番のサビと同じですね。

そして後半の「もしあなたと~」の部分でも、引き続き「あなたと離れたくない」という主人公の思いが綴られています。

ダラダラと関係を続けるのは良くないと頭では分かっているものの、気持ちを割り切ることができないのでしょう。