04 Limited Sazabys

大注目人気ロックバンド04 Limited Sazabys

"フォー・リミテッド・サザービーズ"と読む彼らは名古屋で2008年に結成されたパンクバンドです。

ベース、ボーカルを担当するGENが大半の楽曲の作詞、作曲を担当しています。

いくつかのインタビューでは電気代が支払えないほどの逆境の中で音楽を続けてきたそうです。

状況が大きく変わりはじめたのは、日本語で歌詞を書くようになってから。

Hi-STANDARDら90年代から活躍している多くのインディーズバンドの魂を受け継ぎながら、日本語詞がとても響きます。

monolith[04 Limited Sazabys]の名曲、気になる歌詞の意味とは?読み方は?の画像

04 Limited Sazabysが影響を受けたHi-STANDARDなどのインディー・ミュージック

90年代にグランジ、オルタナティブという変化の中で音楽は大きく変化しました。

そういった音楽をめぐる大きな変化の中で日本のインディーズシーンで大きな注目を集めたのがHi-STANDARDです。

非商業音楽、アンチメジャーなどパンクの精神を受け継ぎながら、音楽を自分たちのもののまま演奏し続けるという精神性を持っていました。

成功するために東京へ誰もが向かうのではなく、自分たちのシーンを自分たちで作り上げていく。

多くのインディーズ・ミュージシャンが地元を愛するミュージシャンへと変化していったのもそういう大きな流れがあります。

こうした精神性は、HIP HOPなどにも受け継がれ、日本中の音楽シーンが多様化していく原動力にもなりました。

04 Limited Sazabysは拠点である名古屋で地道に活動を続け、音楽だけで生きていくことが難しい時期を乗り越え、成功への道を歩みはじめます。

monolith[04 Limited Sazabys]の名曲、気になる歌詞の意味とは?読み方は?の画像

04 Limited Sazabysのブレイク

「Now here,No where」

英詞から日本語詞へ移行した彼らは2013年発売の2nd mini Album『sonor』から徐々にブレイクしはじめます。

3rd mini Album『monolith』がオリコンウィークリーランキングで1位を獲得し、2015年に日本コロンビアからメジャー・デビューし、1st full Album『CAVU』をリリースしました。

2017年には2nd Full Album『eureka』を発表。初の武道館公演も成功させています。

インディーズ時代から演奏され続ける名曲「monolith」

再生回数が300万回を突破している「monolith」は疾走感溢れるパワー・ソングです。

今回はこの曲の歌詞をとりあげます。

monolith[04 Limited Sazabys]の名曲、気になる歌詞の意味とは?読み方は?の画像

04 Limited Sazabys「monolith」の歌詞を読む

いつから悲しいとか 優しいとか
涙の口実 君以外に何を取る
いつかが正しいとか 悔しいとか
涙の抗議中 君以外に何を望む

出典: https://twitter.com/shione1221/status/933716302002143232

泣いていることの理由をいつから考えはじめたのでしょう。

泣いている理由は君をつかめないからかもしれません。

いつから正しいとか、悔しいとかそういう感情を口実に自分が本当につかみたいものをつかまずにいたのでしょう。

そういう自分が何を望んでいるかということを直視せず、言葉でいろいろ逃げていたのでしょうか?

いったい君以外に何を望むんだ。

個人的な解釈ですが、言葉であれこれ考えるのではなく、なぜ悲しいとか寂しいとかそういう感情があるのか、深く見つめたところから生まれている言葉だと思います。

きっと間違えられないな

揺ら揺らいだこの感触を

醒めない夢を静かに観たい

メモに残された
掴めそうで掴めない 有言実行

嗅ぎ分けた 希望でさえも
君に愛されないのが いいのさ

出典: https://twitter.com/chaneri1022/status/814304464148381696

歌詞は言葉の抽象性を超えて、自分が感じていることに焦点があたっています。

その中で醒めない夢を静かに観たいという部分は、心の平穏を願っているのでしょうか?

To doのタスクをいくら繰り返してもなかなか届きません。

こっちに希望がある、いやこっちだ。

自分自身の感覚で自分の目指す場所をみつけても、そういう夢は君に愛されないのかもしれません。