supercell feat.初音ミク『メルト』って?
みなさんは、『メルト』という一昔前爆発的な人気を誇ったニコニコ動画発のボーカロイド曲をご存じでしょうか。
少し前に人気になっていた曲なので、もしかもしたら知らないという人もいるかもしれませんね♪
『メルト』は、今やアニメやテレビで引っ張りだこなクリエイター集団「supercell」のメンバーであるryoが制作した曲です。
1人の女の子が、恋する誰かにあてた気持ちを歌ったのはボーカロイド(以後ボカロ)の初音ミク!
今回はそんな『メルト』の歌詞について徹底的に考察を交えて、色々と紹介していきます!
「supercell」に注目
クリエイター集団「supercell」の歴史はとても長く、元々は1人のアマチュア作曲家ryoの活動から始まりました。
ryoは2007年12月頃よりニコニコ動画で初音ミクを使用しながら動画をアップしていましたが、2つ目の作品『メルト』が爆発的な人気を博したことから、一気に有名に。
その後ryoは、イラストレーター119と親交を深めて、hukeや三輪士郎といった豪華クリエイターと共に「supercell」を設立。
TVアニメ『化物語』ではED曲『君の知らない物語』を制作し、今ではカラオケランキングなどで常連入りを果たすほどのヒットソングとなりました。
「初音ミク」に注目
初音ミクとは、音楽メーカー・ヤマハが開発した音声合成、DTMソフト『VOCALOID』のシリーズで、ネット上では多大な支持を集めています。
特にニコニコ動画で盛り上がって経緯があり、初音ミクを利用して様々な楽曲を生み出すクリエイターをPと呼ぶことも。
そのソフトを使って音声を合成し、歌声を生み出す性質から、人間が歌えないテンポや音域の楽曲も数多く存在しており、独特の魅力があります。
今回紹介する『メルト』は、そんな初音ミクが歌唱した楽曲の中でも1,2を争うほどの人気となっています!
『メルト』の人気ぶりを紹介! メルトショック!
『メルト』がニコニコ動画などでどれぐらいの人気を博したのかについても書いていきます。
実はメルトショックという言葉があり、語源となった一時期ニコニコ動画のランキング1〜4位を6日間に渡って『メルト』関連の楽曲が独占したことから来ているのです。
さらに、初音ミクという音声合成ソフトによって歌われた『メルト』が、人間のアーティストによって歌唱されるという逆転現象がはやりはじめ、歌ってみたというジャンルが発達したのもこの頃。
数々の伝説が残っているのが『メルト』なんですね。
ニコニコ動画では2017年11月現在1000万再生を達成
ニコニコ動画で「初音ミク」とタグ検索すると、『メルト』は現在1100万再生を達成しています。
それより上位には『みくみくしてあげる♪』や『千本桜』といった名だたる名曲が連なっており、初音ミクの人気がすさまじいことを実感させてくれます。
次に1000万再生を達成しそうなのは、『マトリョシカ』というポップな曲!一度試聴をオススメします♪
『メルト』のカバーが多すぎる!
前述したとおり、『メルト』は様々なアーティストによって歌ってみた動画がアップされています!
その中でも最初に紹介したいのが、「ガゼル」によってカバーされた『メルト』です。
驚くべきなのは、すさまじく透明感のある歌声でしょう。本家、初音ミク版も可愛らしかったですが、ガゼルによって歌われた『メルト』は透き通った空気感が印象的。
実はこのガゼルという歌い手は、「supercell」が制作した曲でnagiという名義でボーカルを務めていることでも有名です。
ryoが彼女をボーカルとして使う気持ちが分かってしまう。そんな素晴らしいカバーになっていますね!