a flood of circle「美しい悪夢」初のドラマ主題歌に
a flood of circleから11月7日にシングル「13分間の悪夢」がリリースされました。
このシングルには「あたり付き」という特典が付いています。
あたり付き特典は購入ルートで内容が変わる、ファンには嬉しい企画です。
TOWER RECORDSはライブが楽しめるURL、HMVはオリジナル缶バッジ、AMAZONはオリジナルコースター。
購入したCDにあたりが付いていると、それぞれのお得な特典を手に入れられます。
そんな「13分間の悪夢」の2曲目に収録される「美しい悪夢」。
今作は舞台化も予定されているドラマ「妖怪!百鬼夜高等学校」の主題歌となります。
a flood of circle史上、ドラマの主題歌としては初となる曲となりました。
今回はこの曲で話題を集めるMVから、独自の世界観で訴える歌詞の意味を解説します。
どうぞ最後までお付き合いください。
a flood of circle「美しい悪夢」のMVにファン120人が
「美しい悪夢」のMVはTOKYO FM「FESTIVAL OUT」とコラボして制作されました。
そしてエキストラとして出演しているのは、a flood of circleのファンが120人も参加します。
MVの世界ではあらゆる人々が同じアイマスクを付けて、意志がないようにさまよい続けるのです。
この映像をみていると、ルールという縛りに自らの意志や感情が抑えられているように感じます。
その姿はまるで亡霊のようにみえ、面白みのない暗黒の世界に住んでいるようです。
自分らしさを表現できずに、ただ漠然とルールに従いさまよい続ける姿。
非常に痛いところを突いている、鋭い視点のMVだと感じられます。
a flood of circle「美しい悪夢」の歌詞を紐解く
「美しい悪夢」というタイトルだけみると、ホラー?でも美しい?となかなかイメージが掴めません。
おぞましいゾンビが支配する悪夢なのでしょうか?
それとも一見悪夢のように感じながら、実は美しいストーリーが描かれている?
本作のタイトルから歌詞を紐解くのが、ワクワクしてたまりません。
あなたはタイトルからどのようなイメージを感じますか?
気になるa flood of circle「美しい悪夢」の歌詞を紐解いてみましょう。
偽善
正義面のヒーローたちとパレードがゆくメイン・ストリート
お約束で浮かれてるぜ Like Like A Horror Show
出典: 美しい悪夢/作詞:佐々木亮介 作曲:佐々木亮介.田淵智也
偽善という仮面をかぶった姿は、暗闇を歩き続けるゾンビのようです。
喜怒哀楽の表情がなく、ただ漠然と過ごす日常。
そんな世界の景色はモノクロで映し出され、全く面白みのないものです。
悪夢にも似た景色が繰り広げられ、無機質に時間だけが過ぎ行きます。
悪役
一度間違えば人間扱いはされないぜ 違いねえ
立ち上れ足ある亡霊 Time Time For Villain
出典: 美しい悪夢/作詞:佐々木亮介 作曲:佐々木亮介.田淵智也
ルールを守らなければ、敷かれたレールから脱線することになり周囲から白い目でみられます。
しかし覇気のない人生を送るよりはマシなもの。
成し遂げたいことに向かうあなたの目前に、彩り鮮やかな景色が広がります。
そんな素敵なことを恐れる必要はありません。
モノクロの面白みのない世界なんかより、数段素晴らしい経験ができるでしょう。
ありきたり
Get Get Out 出て行け ループしてる勧善懲悪だけのセオリー
Get Get Out 起承転結より転転転で新展開へ
Get Get Out 出て行け 歴史なんてただ長すぎる前振り
Get Get Out …黙るだけ? ふざけるんじゃねえ
出典: 美しい悪夢/作詞:佐々木亮介 作曲:佐々木亮介.田淵智也
正義と悪というのは人それぞれに違うもので、判断するのが難しいです。
一般的にその基準となるのはルールでしょう。
だけどそのルールが全ての人にあてはまる訳ではなく、目指すところで変わる気がします。
順序や段取りが違ったって関係ない。
あなたの進むべき道だけを信じて突き進めば良いのです。