切ない表現に大注目！米津玄師「アイネクライネ」歌詞を徹底解釈

やはり女性は産まれながらにして「消えてしまいたいって泣き喚いたんだ」という程、生きることに困難を抱えていたのでしょうか。

もしかすると誰もが、産まれてきた瞬間から運命の人を探し始めるのかもしれません。

主人公の女性が強く自覚しているのであれば、何か助けを求めながら、運命を強く信じて生きてきたに違いありません。

「秘密」を抱えた自分を救ってくれる存在を求めていたとき、「あなた」が救世主のように現れたのです。

「あなた」はネガティブだった主人公に真剣に向き合って、ポジティブにさせてくれました。

出会う前は逃げてばかりだったけれど、「あなた」と出会えて主人公は変わったのです。

つらい出来事もあったけれど、今は「あなた」と共に乗り越えていくのだという気概を感じられます。

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サビ部分は同じ歌詞の繰り返しとなりますが、最後に「あなたの名前を呼んでいいかな」と重ねた形で曲が終わります。

「あなた」が「あたし」の名前を呼び、「あたし」が「あなた」の名前を呼び、そうすることで二人の関係性がずっと続いていくのでしょう。

主人公の人物像としては弱さや儚さを全面的に持つ印象ですが、本当は強い意志を持つ凛とした女性なのですね。

今回は米津玄師の「アイネクライネ」の歌詞を読み解いてみました。

自分に自信がない主人公が徐々に変化していく姿が繊細に描かれており、世界観に引き込まれる楽曲です。

米津玄師の楽曲は、独特な世界観のものが多くあります。

それはボカロPのハチとして活動していた頃から表現されていました。

こちらの記事では、ハチとして活動していた時の楽曲を紹介しています。

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数多くのヒット作を生み出す米津玄師に、今後も注目です！