自分で決めてるだけ

I wasn't ready but I had to
I told myself not to
I know I blew it
【和訳】
私は準備できてないけど、やってかなきゃ
私は自分でそういうことしちゃいけないって言い聞かせてるだけ
わかってる、そんなの吹き飛ばしちゃえって

出典: HONDA/作詞:Friday Night Plans 作曲:Dr.Pay,Friday Night Plans

君と夢に進んでいく準備が特に出来ている訳ではありません。

それでも実行していこうとしています。

何か制限をかけることがあるとしたら、それは自分が決めているだけなのです。

そうした限界が必要ではないこともわかってはいます。

だから、そうした自分に制限をかけるようなことは吹き飛ばし止められることだと思っています。

君が開放した新しい私

私は止まれない

You said you don't leave me
What was that?
【和訳】
君は私を置いていかないって言ったよね、それってどういう意味だったの?

出典: HONDA/作詞:Friday Night Plans 作曲:Dr.Pay,Friday Night Plans

もともとは、君が私を待っていてくれる側だったのかもしれません。

以前に言われた言葉の意味も正直よくわかっていません。

だけれど、今の君の抱える心配事や描いている夢のために自分は出来ることがあると思っています。

相手にあわせてもらうのでなくて、自分が君をリードすることもできると示しています。

Brakes doesn't work
I can't fix it
Who cares and I don't care
【和訳】
ブレーキが効かないし、壊れてたって直せないよ
誰が気にするのかな、私もどうでもいい

出典: HONDA/作詞:Friday Night Plans 作曲:Dr.Pay,Friday Night Plans

車のCM曲であることを思い出させるような、ブレーキという言葉が出てきます。

私は止まることもできない、壊れた車のようだと例えることもできます。

だけど止まることができないのは、自分にとっては進む必要性があると思っているからです。

誰かが自分を心配することもあるかもしれません。

でも、ポジティブなことだと信じているから大丈夫だと思えるのです。

この箇所の最後の文は、そんな心情の裏返しかもしれませんね。

以前とは違う私

Throw my key away on the road
Yeah I'ma tell you another story
You set fires to my other side
other side other side other side
【和訳】
私のカギを道端に投げ捨てちゃえ
君には別のストーリーを話すつもりだよ
君が私の別サイドに火をつけたんだよ
もう1人の自分

出典: HONDA/作詞:Friday Night Plans 作曲:Dr.Pay,Friday Night Plans

自分を解放することを阻むようなカギはその辺に投げ捨てます。

「I'ma」というのは、「I'm gonna」の略です。

「私は~するつもり」という未来の予定や意志を示すのに用いられます。

今までの自分はしてこなかった、新しい何か

それを実行して君に伝えたいと思っています。

君と一緒にいるために、自分に負荷をかけてもしたいことがある。

君がきっかけで、自分自身の新たな一面を知ることが出来たのです。

まだ何か辿り着ける場所があるかはわかりません。

それでも、自分も君もうまくやっていけると信じています。

「other」には、複数ある中の1つ、他の、といった意味があります。

なので、「other side」の意味は他の側面、立場です。

この世とあの世という対比にも使われる言葉ですが、今回の解釈ではそちらの意味はとりませんでした。

ブレーキが壊れた状態で、あの世に行くというのも考えられます。

コントロールが効かない状況は危険です。

だけれど、これまでの考察で吹っ切れた新しい自分像というのが見えてきていました。

今までの状態から、新しい道を君と進んでいく。

その過程で現れた今までの自分ではない、新しいもう1人の自分として今回は訳しました。

こちらで曲の歌詞はすべてとなります。

「HONDA」の歌詞の和訳と解釈まとめ

勢いに身をまかせ進む、後押しをくれる応援歌

Friday Night Plans【HONDA】歌詞を和訳して意味を解説!心配いらない理由を紐解くの画像

ここまでFriday Nights Planの「HONDA」の歌詞和訳し解釈してきました。

進んでいく勇気を伝えている、語り手のポジティブな熱を帯びた思いが刺激的です。

力強さとしなやかなが感じられる歌詞が、緩急ある心地よいメロディーにのせられていましたね。

カップルが一緒に長い人生を過ごしていく時の在り方にも思いを巡らせられる内容でした。

どのように相手を尊重しながら自分らしく2人で進んでいけるか。

大切な君と一緒にいるために、負荷をかけながらリミットを外していく。

新しい自分の1面を楽しみながら、君と一緒に進んでいく。

何か自分を犠牲にするのではなく、お互いに良い状況にして輝かせるというのも素敵な視点だと思いました。

歌詞全体を通して語られていたのは、君の思いを汲み取りながらも自分がそうしたいからする、ということ。

今までの自分と相手の道のりも信じているし、私たちはうまくいくという希望自信がある。

だから君に対して自分のことも未来のことも心配いらないと伝えているのです。

カップルのうちの1人が人生の分岐点に立った時。

一緒にいることをどうすれば続けていけるか、どうすれば二人とも輝けるか。

改めて2人で進んでいく道をどのような心持ちで過ごしていけばいいか、ヒントを与えてくれる内容でした。

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