君に対する本当の気持ち

生きてるだけ無駄だって
私の事なんて見放してよ
生まれ変わったとて来世もその先も
全部ハズレだよ
どんな救いの言葉も聞き飽きたから
耳塞いでさ
せめて綺麗な花になって
摘み取られたいよ
ずっと かくれんぼっち

出典: かくれんぼっち/作詞:ぷす 作曲:ぷす

せめて現世で人生が上手くいかなかったとしても、来世に期待したいと思うのは人間の心理です。

しかし、主人公は来世でもどうせ同じことだと諦めてしまっている様子。

あまりにも自信がないために、同じ魂が繰り返す限りは未来などないと思ってしまっているのです。

そんな自分の人生を、「ハズレ」という悲しい言葉で表している最後の歌詞

決してそんなことはないはずなのに、周囲からの言葉が主人公の耳に届くことはないのです。

しかし、曲の最後では主人公の本当の気持ちが表れています。

ずっとずっと憧れていた、色とりどりの鮮やかな花……。

そう、主人公も本当は前向きになろうと努力し続けていたのです。

諦めたくないからこそ、未来を見たいからこそ、上手くいかなさに腹が立ってしまうのが人間というもの。

思いが強ければ強いほどに、失敗のダメージが大きくのしかかってしまいます。

しかし、どれだけ上手くいかなかったとしても、それが永遠に続くことはありません。

諦めずにいればいつか未来が拓ける……そのことを忘れずにいたいものです。

まとめ

ツユ【かくれんぼっち】歌詞の意味を解説!なぜ私は価値がないと思うの?君に対する本当の心情を解き明かすの画像

希望を失くしてしまった全ての人に、本当に大切なものを教えてくれるかのような「かくれんぼっち」の歌詞

孤独な世界の中で、誰かと比較することを止められない「くらべられっ子」にも注目です。

人にはそれぞれ良いところがあり、周りを比べられるものではありません。

しかし、自分にないものを羨んでしまう気持ちは失くせるものではないのです。

10代~20代の若者に大きな支持を得ているツユの代表曲【くらべられっ子】について楽曲に込められた意味を考察していきます!青年期に感じる他者比較や劣等感、何者にもなれない無力感がリアルな歌詞に乗せられています。一緒に歌詞のひとつひとつを紐解いていきましょう。

そして、暗い歌詞の中にどこか希望を感じさせるような「あの世行きのバスに乗ってさらば。」も要チェック。

人が生きていく中で、そして死を考える中で関わるたくさんの「命」について歌った楽曲です。

普段気にも留めないような命の数々を振り返り、自分が生きることに罪悪感を抱く主人公。

誰もが犠牲の上に成り立っている毎日を、どれだけ大切に過ごせるかが重要なのです。

「ヘイセイプロジェクト」で人気を博したボカロP・歌い手じっぷす。彼が「ぷす」としてボーカル・礼衣と組んだ男女音楽ユニットが「ツユ」です。一見ポップな音楽にどこか哀愁のにじむ歌詞は中毒性が高く、多くのファンを獲得しています。そんな「ツユ」の曲の中から、「あの世行きのバスに乗ってさらば。」を紹介します。

若い世代に絶大な支持を得ながらも、幅広い年齢層に刺さる歌詞を生み出し続けるツユ。

世界の真理や生きていく中で重要なことについて、改めて考えさせられるような楽曲です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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