藍井エイルと言えばSAO!カッコイイ彼女を堪能出来るタイアップソングを紹介
アニソン界の歌姫と名高い藍井エイルですが、その中でも彼女と関わりの深いアニメシリーズといえば「ソードアート・オンライン」(以下SAO)ですね!
藍井の歌声は凛としていて、女性としては「可愛い」というより「カッコイイ」という言葉が似合います。
ゲームの世界に入り込んで運命に立ち向かうアニメの内容には、そんなカッコイイ女性である彼女の歌が求められているのですね。
しかし活動休止中には、自分と向き合ったことで自身の弱い部分に気付かされたなんて話も。
これは一見意外な話のように映りますが、強そうに見える人ほどデリケートな一面って持っているものですよね。
そしてそういう面があるからこそ、さらに強くなって行こうと出来るのではないかと感じます。
復活して間もない彼女ですが、今後その歌にも一層深みが増していくのではと期待させられますね。
シングル曲に負けじとカッコイイ!「シンシアの光」
そして今回紹介するのももちろんSAOシリーズのタイアップとなった1曲。
2015年6月24日リリースの3rdアルバム「D'AZUR」に収録されている「シンシアの光」という楽曲です。
この曲のタイアップはSAOといってもアニメではなく、PS3、PS Vita専用のゲーム作品「ソードアート・オンライン-ロスト・ソング-」。
この作品のオープニングテーマとして起用されました。
他のタイアップ曲とは違いシングルカットされていないので、ご存知でない方もおられるかもしれませんね。
これぞ藍井エイル!
ロックなギターサウンドは何かに立ち向かって行くような躍動感を。
そしてサビで一気に広がりを見せるストリングスアレンジはその先に希望が待っているかのような雰囲気を描きます。
そんなサウンドの中で瑞々しさ、透明感を湛えた藍井の歌声は突き抜けるように颯爽と駆け抜けるそんなイメージ。
まさに「これぞ藍井エイル」と言わんばかりの名曲となっています!
楽曲はもちろんカッコイイのですが、ファンなら気になってくるのはやはり歌詞の内容ですよね。
ここから順を追って、この曲の歌詞に迫っていくこととします。
どんな状況でも希望を見出し続ける強い想い
ずっと鳴り止まないのは 光、輝きの音
遠くの空
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
まずは歌い出しのこの部分。
遠くの空に見えた希望の光を見据えているようなそんなイメージですね。
「ずっと鳴り止まない」というのは、主人公がどんな状況でも絶えず希望を見出し続けていることを表すものでしょうか。
主人公が何故そんな強い気持ちを抱けるのか、この後の部分に描写は続きます。
悲しみに暮れる彼女を前にした夜
静けさ 声が宙を舞った
空には青い彗星落ちた
導かれた月の裏側 憂愁が広がる
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
この部分は主人公が情景を振り返っているような描写になっています。
静まり返った夜、一つの声だけが虚しく響くそんな様子。
空に流れ星が流れたというのはわかりますが、意味深なのは月の裏側という表現です。
表側が地球から見える月面なら、裏側はきっと闇に包まれているはず。
実際に裏側なんて見る術はありませんから、これはその声が響いたときの物悲しさを表すものでしょう。
境界線 越えるように 現実 遠のいて行く
今日を忘れ 明日を忘れて 身を寄せた泣き顔
出典: シンシアの光/作詞:Hiroki Arai 作曲:Hiroki Arai
そしてその声が響いた途端、現実が遠のいていくような感覚に襲われたという主人公。
衝撃的な事実に触れた瞬間、時間が止まったような感覚になることってありますよね。
「今日を忘れ明日を忘れて」というのは、これからのことがどうでもよくなってしまうほどの悲しみを表していると感じます。
主人公に身を寄せ泣いたその人はまさに、先のことなど考えられなくなってしまう悲しい出来事に直面したのでしょう。