松山千春『旅立ち』は○○のきっかけになった曲!?歌詞に込められた想いを徹底解釈!の画像

優しいあなたの言葉と聞くと…

私の事は気にしないで、あなたはあなたの選んだ道を歩いてほしい。

別れではなく「旅立ち」だから“さよなら”は言わずに笑顔でいる。

あなたの大切な旅立ちだから、あなたに心残りなく旅立ってほしいから、私は泣いたりはしない。

何かあなたの言葉を聞くと本当に泣いてしまいそうだから、あたなにも何も言わずに笑顔を見せてほしい。

あなたの心の中がいつも優しいことは何も言わなくてもわかっている。

健気な女性らしい女性像が浮かんでくる詩ですね。

本当は行かないでほしい。

だけどそんなわがままは言わない。でも笑顔でいてくれないと泣いてしまいそうだという心境なのでしょう。

松山千春『旅立ち』は○○のきっかけになった曲!?歌詞に込められた想いを徹底解釈!の画像

これは涙じゃない

私は泣かない だって貴方の
貴方の思い出だけは 消えたりしない
私の瞳が ぬれているのは
涙なんかじゃないわ 泣いたりしない
涙なんかじゃないわ 泣いたりしない

出典: 旅立ち/作詞:松山千春 作曲:松山千春

二人が別れてしまっても、あなたの思い出だけは消えたりしないから泣く必要はない。これは涙じゃない。私の瞳は濡れているけど、これは涙のせいじゃない。

何度も「これは涙じゃない。泣いたりなんかしない」と自分自身に言い聞かせて、悲しみに必死に耐えている女性の姿がとても上手く表現されている部分ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。松山千春のデビュー曲『旅立ち』は何のきっかけになった曲だったのか。

その歌詞に込められた想いの徹底解釈をご紹介しました。

デビュー曲「旅立ち」が徐々にヒットへと近づいていく中、恩師とも呼べるディレクター“竹田健二”の急逝による永遠の別れを経験した松山千春

その直後は失意の底に沈んでいたといいますが、これを契機として個人事務所の設立に踏み切り、その結果オールナイトニッポンへの出演が決まります。

無名であった当時の松山千春を見出し、大きなチャンスを与えてくれた竹田健二の死はつらいことだったでしょう。

ただ彼はここで落ち込んでいるよりも彼の死を力に変えて成功を手に入れて恩を返したいと思ったのではないでしょうか。

また、竹田健二の死を乗り越えて大きな成功を獲得したのは、松山千春の精神力によるところが大きかったのでしょう。

「旅立ち」でデビューした松山千春自身も、人生の「旅立ち」を経験することになりました。

そういった背景を思いながらこの曲と詩を味わうと、「旅立ち」の違った一面が見えてくるのではないでしょうか。

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