「I LOVE YOUだもんで。」と永遠の愛
2019年10月24日発表、木梨憲武のソロでのデビューEP「木梨ファンク 〜NORI NORI NO-RI〜」。
このEPのラストに収録された「I LOVE YOUだもんで。」をご紹介しましょう。
木梨憲武が大好きなブラック・ミュージックに乗せて愛を歌い上げます。
この歌はひどくパーソナルな愛を表現した歌詞であるからこそ最高な作品に仕上がりました。
木梨憲武にとってのパーソナルな愛の相手はもちろんパートナーの安田成美です。
この「I LOVE YOUだもんで。」ではその安田成美の抱腹絶倒な可愛いエピソードが詰め込まれています。
ああ、こんなに愛が深いって素晴らしいとにこやかになること間違いありません。
木梨憲武自身が書いた歌詞ですのでファンには嬉しい贈り物であるはず。
微笑ましいふたりの愛の姿を覗き見てみましょう。
それでは実際の歌詞をご覧ください。
おしどり夫婦の実像は
実務はパートナーに任せて
分ったような感じだし ごめんなさい
口答えハンギレも もうしない
税金 銀行 契約事 寝たふりしてて
子育ても 親の墓も 任せてばかり
出典: I LOVE YOUだもんで。/作詞:木梨憲武 作曲:HIRO, UTA
歌い出しの歌詞になります。
登場人物は語り手の私こと木梨憲武と愛する成美さんこと安田成美です。
まずふたりの諍いの場面から歌が始まります。
おしどり夫婦とはいえ、スター同士のカップルですからエゴが衝突するのでしょう。
しかし私は素直にパートナーの成美さんにごめんなさいと歌いきります。
私が謝罪する内容は多岐に渡るものです。
まず日頃の些細な衝突について全面的に謝り倒します。
その他、経済的な事情に関する様々な書類作成を任せていることを謝るのです。
とんねるずはビッグスターなのに小さな芸能事務所でやってきました。
そのために事務所に任せきりにできないことがたくさんあるのでしょう。
事務所に任せられない分を安田成美がやらなくてはいけないのですから大変です。
この歌がなければこうした事情を私たちは知らずにいたかもしれません。
近年はTBSラジオでときどき私生活についても語ってくれる木梨憲武。
しかしとんねるずはテレビ界のカリスマですからファンにもこうした事情は分かりませんでした。
いずれにせよこのように日頃の感謝を綴り続けて愛を表現します。
パートナーに様々な厄介事を任せっきりのお父さんは多いでしょう。
できたら折りに触れこのように感謝の気持ちを伝えて欲しいものです。
早寝すぎではあるまいか
家で夕食たべたら 8時前に寝ちゃってごめんね
テレビも付けたまま 爆睡毎日
タオルケット
出典: I LOVE YOUだもんで。/作詞:木梨憲武 作曲:HIRO, UTA
木梨憲武は早寝早起きが自慢です。
しかし午後8時に就寝してしまうのはパートナーにしてみれば寂しいことでしょう。
早寝な分、起床も早いので土曜日の午前6時にラジオ番組をしています。
この早起きに付き合わされるスタッフが可哀想と感想を述べたのが爆笑問題です。
しかしこの番組は早朝の放送にも関わらず大勢のゲスト出演者とスタッフで賑やかにやっています。
またリスナーの数が膨大なことでも有名なのです。
とはいえ午後8時就寝は早すぎるでしょう。
小学生だってもっと遅い時間まで起きています。
しかもテレビの点けっぱなしは子ども時代ならば両親に怒られても不思議ではありません。
それでも安田成美は優しくしてくれるようです。
その愛情に感謝の気持ちを伝えています。
パートナーにこれだけ素直に感謝を伝えられたならおしどり夫婦と呼ばれるのも無理はないです。
ちなみに「I LOVE YOUだもんで。」の公式MVを11月22日、つまり「いい夫婦の日」に発表します。
このページからリンクを貼りましたので、是非ご覧ください。
微笑ましい愛の姿
安田成美の絶え間ない気遣い
掛けて 掛けて くれてる 肩まで
成美さん(LOVE) 成美さん(LOVE)
背泳ぎが 早く早く ズンズン 進むね
成美さん(LOVE) 成美さん(LOVE)
そういつまでも かわらないMyエンジェル
同じ墓に入るの
いやだって もう言わないで
I LOVE YOUだもんで。
出典: I LOVE YOUだもんで。/作詞:木梨憲武 作曲:HIRO, UTA
ソファで寝入ってしまう子どものような木梨憲武。
安田成美は無理に起こすこともなく私のためにタオルケットを用意します。
これが毎晩のことであるならば大変なことでしょう。
安田成美だってもっと深く夜を楽しみたいかもしれません。
私はパートナーの愛を一身に感じていることをラブソングにしてくれました。
安田成美はそのラブソングを聴くことで木梨憲武の愛を確認します。
双方向に愛を交歓しあえる理想の関係がここに結晶しているのです。
水泳が得意というネタはこの後もちょくちょく挟まれます。
小ネタへのこだわりというものがファンには嬉しいものです。
日本固有の究極の愛とは
究極の愛は同じお墓に入ることだというのは日本社会にずっとあった考えでしょう。
一方で最近でこそ夫婦であっても別々のお墓に入りたいと願う人もいます。
旧くからの考えでお墓も一緒にしたい私。
しかし肝心のパートナーはそれを望みません。
安田成美は木梨家の墓には入りたくないのでしょうか。
その深い意図までは明示されません。
もちろんファンであっても安田成美の本音までは覗けません。
しかし同じお墓に入る入らないでの綱引きというものがこの曲のサビでは重要なエピソードになるのです。
臆することなくパートナーへの真っ直ぐな愛を表明してタイトルを回収します。
気になることはこの曲は歌詞が最初だったのか、曲の方が先にあったのかです。
というのもかなり自然なメロディーから言葉がこぼれてゆく印象があります。
調べてみたのですがその辺りの事情は掴みきれませんでした。
申し訳ございません。
