「新世紀のラブソング」はどんな曲なの!?
今までにないアジカンが聴ける曲。
アジカンのニューテイスト!?
「新世紀のラブソング」はASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の13枚目のシングルです。2009年12月発売でオリコン4位を獲得。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0
これまでのアジカンを知っている人なら「あれ?」と感じるかも知れません。というのもこの「新世紀のラブソング」ではボーカルの後藤がラップを披露しているからです。
ラップと言ってもしっかりと韻を踏むような直球ヒップホップスタイルではありません。歌とラップの中間ぐらいの感じです。歌っているような、ラップしているような、喋っているような不思議なスタイル。
後藤自身は「ラップをやりたかった」と素直に告白しています。普通のラップにしないところがアジカンらしいですね。ラップの新しい可能性を提示しているかも。
このラップはアジカン後藤の独特のスタイルといってもいいでしょうね。それにくわえて、演奏もブレイクビーツを意識したドラム。ヒップホップを意識した繰り返しの構成。
繰り返すアルペジオのギターフレーズ。スクラッチのような音も聞こえます。いつものアジカンスタイルのギターの爆音はありません。曲調もあまり波がなく平坦を意識したアレンジです。
サビで爆発するギターポップとは対極のヒップホップの単調さを取り入れようとしているのでしょうね。変化のないグルーヴでどこまで盛り上げることができるのか?という挑戦も感じられます。
「新世紀のラブソング」のMVをチェック!
こんな有名俳優が出演!?
豪華出演陣!!
MVの監督は大宮エリー。脚本家・エッセイスト・CMディレクターでも有名な売れっ子ですね。お数多くのアーティストのMVも数多く手がけています。spitzやMISIAなどの大物ミュージシャンのMVも担当しています。
出演は「高良健吾」「二階堂ふみ」「田中哲司」でアジカンメンバーもこっそり出演しています。こんな豪華な俳優を使っているとは制作費が気になりますね。
野外ロケ・スタジオロケ・CGも使ったMVなのでけっこうお金がかかっているのが分かります。アジカンの事務所の気合いがよく分かるMVです。
ラブストーリー仕立てで印象的な映像。MVの最後で「高良健吾」「二階堂ふみ」が向き合って終わります。最後はキスで終わるのかなと期待しましたがキスはしません。なぜでしょうか。
それは未来へ期待する希望を演出しているのではないでしょうか。キスをしてハッピーエンドで終わらせるよりも未来への期待をもたせたほうが想像が広がりますから。
アジカンの淡々とした演奏と俳優の演技が上手くマッチした作品に仕上がってます。
是非じっくりご覧になってくださいね♪アジカンをメンバーを探しましょう。
「新世紀のラブソング」の歌詞を読み解く!
独特の歌詞の世界を探求!
歌詞の世界♪
あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして?
それで今も抱えている後悔はなくなるのかな
十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて
生活は続く 生活は続く?
出典: 新世紀のラブソング/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
セカンドフライの想い出を描いています。セカンドフライを捕れなかったことが今でも自分を苦しめます。
夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって
涙ぐむキャスター それでまた明日
そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして
世界は続く 何もなかったように
ほら 君の涙 始まれ21st
恵みの雨だ
僕たちの新世紀
出典: 新世紀のラブソング/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文
このパートは淡々と過ごす生活の貴重さを歌っています。他人から見ればちっぽけな人生も自分にとってはかけがえのない人生。
後悔しないで懸命に生きようというメッセージでしょうか。