心がわりは何かのせい? あんまり乗り気じゃなかったのに
東京タワーから続いてく道 君は完全にはしゃいでるのさ

出典: http://www.kasi-time.com/item-13514.html

旅立ちの見送りを、彼女は嫌がっていたようだったのに。

当日になって突然、やっぱりわたしも行く!と言い出したようです。

まるで遠足のように、はしゃいで歩く彼女がちょっと切ない、そんな道中の様子を表現しています。

人気のない秋の渚 ぼくらだけにひらける空
「元気でいて」とギュッと抱きしめて 空港へ先を急ぐのさ

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別れの季節と言えば冬ですが、この歌詞の主人公は秋の日に旅立つよう。

この曲を思いついたのは空港だったそうですが、空港って確かに、高い建物がなくて空が開けていますね。

そして君は摩天楼で 僕にあてハガキを書いた
「こんなに遠く離れていると 愛はまた深まってくの」
と それで僕は腕をふるって 君にあて返事を書いた
とても素敵な長い手紙さ(何を書いたかはナイショなのさ)

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摩天楼とは高いビルがたくさんそびえ夜まで明るい街、つまり東京のこと。

旅先にいる恋人にあて、はがきを書いたのでしょう。

この時代にももちろんパソコンのメールはありますが、今のように携帯やスマホがあるわけではありません。

遠く離れた恋人は、手紙でやり取りするのが一般的でした。

いいよね手紙、旅先からの手紙ってドキドキしませんか?

遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる

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人生は出会いと別れを繰り返す旅、なんてどこかで聞いたセリフですが、この曲がちょっと優しいのは「しばし」という部分。

再会を前提とした別れなら、そんなに辛くはないですものね。

オザケンとタモリ

『ぼくらが旅に出る理由/小沢健二』は○○に向けられた曲!?タモリも絶賛と話題の歌詞の意味を徹底解説!の画像

もともとオザケンの楽曲を高く評価していたタモリさん。

自身も音楽通として知られ、そんな彼が日本の、しかもポップスのアーティストを褒めるのはめったにない事なんです・

この楽曲、2015年に「笑っていいとも!」にオザケンが出演した際も披露しているのですが、皆様ご存知の通り、「笑っていいとも!」はこの年、その長い歴史に幕を下ろしました。

司会を務めてきたタモリさんは長い間「旅」を熱望していたそうですが、月曜日から金曜日、生放送の帯番組の司会をしている以上は、長期の旅行には出られません。

そんなタモリさんがやっと旅に出られる、そんな祝福も込めてこの曲が選ばれたのではないでしょうか?

終わりに

いかがでしたか?

活動を本格的に再開し、ますます楽しみなオザケンの今後。

オザケンって誰?という若い世代にも、ぜひ聞いてほしい1曲のご紹介でした。

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