【真っ向勝負(KEN THE 390)】歌詞の意味を考察！MC☆ニガリやKOPERUらも真っ向勝負！

本日紹介するのはKEN THE 390の「真っ向勝負」。

記事タイトルでは「真っ向勝負」になっていますが、正式な曲名はもっと長いです。

この「feat.」の後に続くのは、この楽曲に参加しているゲストたち。

つまり、楽曲は5つのverseに分れており、KEN THE 390を筆頭に書かれている左から担当していくのです。

この参加アーティストは、フリースタイルラップでは名の通ったメンバーばかり。

「豪華コラボ」といえる楽曲です。

では早速、1st verseから見ていきましょう。

ひとことで言えば「俺（KEN THE 390）に全部任せろ」ということでしょうか。

全能感のある、自信満々の様子がうかがえます。

「一網打尽」なので取り逃し・やり残しがないのです。

そして「ロック」ですが、これはLockとも受け取れますし、Rockとも受け取れます。

Lockは「錠」という意味、つまり鍵をかけて動かなくするということ。

そしてRockは音楽の「ロック」でもありますが、本来の意味「岩」でもあります。

この「岩」が「苔むす」につながるのですね。

言葉をくり出せば出すほど、新しい言葉が生まれます。

そしてより興奮も高まっていくのです。

ドラマ「半沢直樹」の有名な台詞「倍返しだ！」を思い出す台詞。

あのドラマでも、主人公が怒りと興奮のあまり発していました。

それに続くのはKEN THE 390が審査員を務めるテレビ番組「フリースタイルダンジョン」。

ここでチャレンジャーに立ちはだかる「対戦相手」も登場しますね。

さらに「ボクサー」という言葉で、日本で生まれたイベントを思い出しました。

それは、1997年に始まったプロ・アマ問わず参加できるイベント「詩のボクシング」。

フリースタイルラップの煽りとは違いますが、何となく同じ空気を感じます。

闘志をむき出しにした言葉。

意識の高い人はしばしば「自分との闘い」といいます。

そんな言葉を聞かされては引いてしまうという俺。

ライバルを意識して、相手を倒してこその闘いというのです。

そして「ガイド本」と聞いて思い出す本があります。

それは「フリースタイル・ラップの教科書」です。

ちなみにこの本を書いているのは、この後5th verseに登場する晋平太。

フィーチャーしているアーティストをディスるところが凄いですね。

そしてフリースタイルバトルではパンチもキックも言葉だけが武器。

頼りになるのは自分のボキャブラリーと精神力です。

そして最後に登場する「ギガデイン」とはドラゴンクエストに出てくる呪文のこと。

このフレーズを担当するのは3rd verseに登場するKOPERU。

雷属性の攻撃呪文で威嚇するのです。

MVでは赤いTシャツ1枚でラップするMC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻。

確かに「汗かいてそうだなあ」という熱量のハスキーボイスです。

このTシャツ1枚スタイルはMC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻の信念。

着飾ることで自分の価値を高めようとするスタイルに反抗しています。

といいますか、名声を得ること、高い評価を得ることに執着していません。

「捨て身」という言葉が似合っているのかもしれないと思いました。