決めた道を突き進む原動力
明けても暮れてもぬかるみにはまる 壊れたものは元に戻らない
どん底HIGHで這いつくばって いつか見てろよだけが羅針盤
いくつもの月日が流れて 温かい光がやがて照らす
がむしゃらに ただひたすらに かくされた真実の価値を
出典: アイオイ/作詞:N∀OKI,NOBUYA,KAZUOMI 作曲:KAZUOMI
失敗に目を背けるわけでもなく、正面から受け止めているのが印象的です。
どん底で見せる底力。
「羅針盤」とはいわゆる「コンパス」や「方位磁針」のこと。
旅人が方角を把握するために羅針盤を持ち歩いているのを想像してみてください。
「いつか成功して見返してやる」
そんな対抗心こそがメンバーにとって羅針盤の役割を果たしてきたといっています。
自分の選んだ道へ突き進む信念が一番の原動力になっていたのでしょう。
そして、そんながむしゃらな日々の先に現れた光…。
ここでの「光」とはどんな意味合いなのでしょうか?
MVの映像からはファンに向けた思いが感じられましたね。
このことから、ファンという存在を「光」と呼んでいるのだと解釈しました。
辛い中で必死に努力した結果出会うことのできたファンが何より宝物なのだと思います。
「嘘」とはどんな意味?
Please tell me a lie again
気付けなかった優しさと
生きて行けたなら
たどり着けたなら
Please tell me a lie again
出典: アイオイ/作詞:N∀OKI,NOBUYA,KAZUOMI 作曲:KAZUOMI
英語の部分では「お願い、また嘘を言って」と発言しています。
「嘘」というと通常はネガティブなイメージがありますね。
しかし、ここではちょっと違うニュアンス。
過去に誰かが自分についた「優しい嘘」についていっているようです。
どんな嘘なのでしょうか?
筆者なりに独自解釈してみました。
将来音楽の道で成功した時に、その言葉を言ってほしいと綴っています。
ということは「至らない自分に対する褒め言葉」を「優しい嘘」と表現しているのではないでしょうか?
彼らの可能性を見極めてかけてくれた言葉。
いつかその人の言葉どおり成功してみせる。
そのうえでまた、同じ言葉をかけてほしい。
そんな思いが込められているのかもしれませんね。
飾らない言葉で伝える想い
真っ暗闇に一点の光 追い風吹いた運命の分かれ道
天命が手と手を取り組みあった
Goin' Goin' & Comin'
めまぐるしく景色を彩った
きずな深めてここまで来たんだ
ん~、なんやろ… だから今、お前に伝えたい詩あんねん
出典: アイオイ/作詞:N∀OKI,NOBUYA,KAZUOMI 作曲:KAZUOMI
「運命を切り開く瞬間」を鮮明に描写しています。
今までの必死な努力が実を結び、今追い風となって後押ししてくれているよう。
これは彼らの音楽活動が波に乗っているということでしょうか。
最後の行に注目です。
急に語りっぽさが増しましたね!
この飾らない感じが彼らの魅力なのでしょう。
等身大の言葉で、聴き手に熱いメッセージを届けようとしています。
夢を追い続けた先に見える景色
夢を持っていい
その優しさを そのユーモアよ
永遠にたなびく生きる証を
一つ一つ越えて夢が夢じゃ無い
恥ずかしがることなんて無い
出典: アイオイ/作詞:N∀OKI,NOBUYA,KAZUOMI 作曲:KAZUOMI
この歌詞を見ると「高い目標を掲げて夢を追うこと」を肯定する印象を受けます。
自分の個性や長所を生かして生きること。
叶えたい夢を言葉にすること。
それを「恥ずかしがる必要はない」といっています。
実際にそれを行動してみせた彼らだからこそ確信を持っていえるのでしょう。
いつか変化が訪れる
興味本位の雪崩の中で 飽くなき挑戦 やがて必ず
万物逆転 晴れのち晴れ さぁ行こうその先へ
出典: アイオイ/作詞:N∀OKI,NOBUYA,KAZUOMI 作曲:KAZUOMI
「万物流転(ばんぶつるてん)」とはどんな意味でしょう?
あまり日常生活で使用しない言葉ですね。
「この世にあるすべてのものは、同じ場所に留まることなく変わり続ける」という熟語。
「必ず道は開ける」という意味合いでここでは使っているのでしょう。
最初は好奇心で始めた夢への挑戦も、ずっと続けていればどこかへ行きつく。
明けない夜はない。
さぁ、未来へ進むよ。
そんな背中を押すような言葉を投げかけているのでしょう。
自分のことを振り返るだけでなく、いつの間にか聞き手にも勇気を与えてくれています。