山口百恵さんはどんな人?
山口百恵さんは1973年から1980年までの7年間、昭和歌謡界を圧倒した伝説のアイドルです。
伝説になったのは、引き際の潔さからでしょう。
ファイナルコンサートで歌い終わったあと、マイクをステージに置いて去っていくシーンはあまりにも有名です。
人気絶頂の時、愛する人と生きて行くために芸能界を引退しました。
その後何度も復帰説が流れましたが、今まで一度もメディアに顔を見せたことはありません。
こういうところが「カッコいい」と言われる所以です。
第10位 ひと夏の経験
16歳の少女が歌うストレートな歌詞
あなたに女の子の一番
大切なものをあげるわ
小さな胸の奥にしまった
大切なものをあげるわ
出典: ひと夏の経験/作詞:千家和也 作曲:都倉俊一
この曲は1974年、デビュー2年目に発売された5枚目のシングルです。
日本レ大コード大賞・日本歌謡大賞を受賞しています。
思春期の恋の歌ですが、この時代にしてはストレートな歌詞にドキッとしたことを覚えています。
第9位 冬の色
じっくり読むと怖い歌詞
あなたから許された 口紅の色は
からたちの花よりも 薄い匂いです
くちづけもかわさない 清らかな恋は
人からは不自然に 見えるのでしょうか
突然あなたが死んだりしたら
私もすぐあと追うでしょう
恋する気持にためらいなんて
感じる時間はありません
あなたなら他の子と 遊んでるとこを
見つけても待つことが 出来る私です…
出典: 冬の色/作詞:千家和也 作曲:都倉俊一
「ひと夏の経験」の半年後に発売された曲でオリコン第1位に輝きました。
前作とは打って変わって控え目な歌詞です。
男性の一歩後ろをついて行く大人しい印象の歌詞ですが、よく読んでみると恐ろしいところも見えてきます。
彼が死んだらその後を追って死ぬ。
彼が他の女と居ても黙って待つ。
一見、従順で一途な女性に思えます。
彼を全て許し待っているかのように見えますが、その心の内には独占欲と嫉妬に満ちているように思います。
「彼がすべて」「彼しかいない」という想いが強すぎて、私はそこに怖さを感じてしまいます。
第8位 イミテーションゴールド
阿木燿子・宇崎竜童コンビの曲
若いと思う今年の人よ
声が違う 年が違う
夢が違う ほくろが違う
ごめんね 去年の人と又比べている
出典: イミテーションゴールド/作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童
1977年阿木燿子・宇崎竜童コンビによる4曲目のシングルです。
1976年から阿木燿子・宇崎竜童の作る曲を歌い、一段と大人っぽくなっていきました。
この曲は、年上の元彼を忘れられず今の彼に物足りなさを感じている女性の心の内を歌っています。
山口百恵さんにしては珍しく、4人のダンサーを従えて歌っています。
と言っても、今時の激しいダンスではなくゆったりとした動きでしたが…。