笑顔も会話も止まらない
宝にしたいほど大事なもの。これほど大切と思うのは初めてかもしれません。
目の前に表れた君は僕の心の扉を開けたようです。
まずは笑ってみる
君が僕を好きだとわかった
その日の帰り道での公園で
人に聞こえたってかまわない
気持ちで大笑いしたんだ
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
恋の始まり、しかも片思いではなく両思いの恋で歌詞は始まりました。
前から気になっていた人だったのでしょう、告白が成功したようです。
もしかしたら「NO」という答えをが返ってくることも覚悟したのでしょうか。
今僕は満面の笑顔です。そして嬉しくて笑ってしまうことが止められないようです。
独り歩く僕がこらえ切れずに大きな声で笑い出したら…周りからはひかれてしまいますね。
そんなことも気にならないくらい心は弾んでいるのでしょう。
君とのデートが終わって家に帰る途中も心の中には君がいます。
そこにいるだけで
電車が終わったわけじゃないけど
土曜の夜から日曜の朝まで
ドーナツ屋でずっとしゃべって
でもとても楽しかったね
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
とあるデートの日を思い出しています。顔は相変わらず笑顔のままでしょう。
帰ろうと思えば帰れる時間だったけれど2人は立ち上がらなかったようです。
明日が休みという曜日は最初から分かっていたはず。
だから最初から今日は帰らないと2人で暗黙の裡に決めていたのかもしれません。
2人がいるのはメニューにアルコールの無いお店。
通りすがりで目に付いたお店に入ったのでしょう。
お店の選び方から、2人が付き合ってからまだ日が浅いことが想像できますね。
こんな設定も槇原敬之さんならではです。
飲み放題のコーヒーにもそろそろ飽きてきたけれど、そんなことは関係ないのでしょう。
空っぽのカップを前にして2人の会話は途切れることがありません。
話題が尽きない2人の関係は相性の良さを表しているのでしょうね。
今僕に起きていることは…
神様 ねぇ もし僕が
彼女といること
あたりまえに思ったら
力いっぱい つねって下さい
幸せの意味を忘れぬように
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
好きという気持ちを君は受け取ってくれました。
帰る時間も忘れるくらい僕は君と話をすることもできます。
幸福な世界にいることは間違いないのでしょう。君からの答えも信じています。
でもその幸福は「当たり前」ではないことを強く感じているのです。
「頬をつねる」は夢のような出来事に出会ったときにそれが真実かを確かめる行為。
痛い!と感じれば現実に起きていることなのです。
今僕と君の間で始まった愛は本物。
そして君が返してくれた愛はとても大切なもの、当然の出来事ではないのです。
「幸せ」は一緒に育てることでより大きくなるのを僕は知ったのでしょう。
心を言葉にする方法は
恋愛初心者だからこそ
今の僕は抱えきれない
夢をかなえてくことでせいいっぱい
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
僕の胸は恋をして2人一緒にいることの幸福でいっぱいです。
会うだけで幸せだった僕。
だけど君をもっと楽しませたいという気持ちが芽生えたようです。
次にいつ会うのか、その時はどこで会うのか、何を食べようか。
何を着ていこうなんてことに悩んだりもするでしょう。
これまでは考えたこともなかった「夢」の中でしかなかったこと。
でも今はそれを現実のものにしていくことに追われているのでしょう。
そして会うことや出かける時間も大切だけど、思いを言葉にするのも忘れていないのです。
君への想いを伝える時
ただ好きとしか言えないけど
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之