言葉にはしたけれど「好き」の一言だけでは物足りないのかな。
僕が君に抱いている好意はあの日から変わりはないけれど君は…。
こんな心配までしているかもしれません。
でも飾らない言葉は心を表しているのでしょう。
嘘や偽りのない「好き」が君に届くことを願う気持ちを描いた歌詞ですね。
恋からもっと進むために
みんないつか大事な人に
「愛してる」とテレずに 胸をはって
言えるその日が 来るように
頑張ってる気が するんだ
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
この歌詞のピークともいえるフレーズが出てきました。
始まった恋の幸福感の中にいる歌の主人公である僕。
その僕がこの先を目指してもう一歩踏み込みたいと思い始めているようです。
僕の頭に浮かんだ言葉をもう1度ここで確認しましょう。
「愛してる」とテレずに 胸をはって
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
先程の歌詞は「好き」しか言えない自分を少し不安にも思っていました。
でもここではそれ以上の感情を言葉にしたいと思っています。
しかも堂々と口にしたいのです。
君の目を見ながらこの言葉を伝える様子を想像しているのでしょう。
その日を迎えるためなら「頑張る」ことができる。
恋愛のゴールにあるのは2人の未来へのスタートライン。
2人でそこに立つためのパワーなら惜しむことは無いのでしょう。
周りの皆がそうして今の愛を手にしているはず…と槇原敬之さんが歌います。
「恋愛って幸福の入り口だよ」と教えてくれる歌詞に胸がキュンとしますね。
すべてを変えるから
強く雨が降った
次の日にはもう
日だまりがいる時のように
どんな悲しい涙も僕が
うれしい笑顔に変えられるように
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
僕は君が好きだけど君は僕を本当に好きなのか。
先程の歌詞ではこんな気持ちも垣間見えました。
でもここではそんな迷いや不安を一掃したのでしょう。
土砂降りの雨が降れば地面にできるのは水たまり。
それでも雨が止んだ朝には太陽が昇って光が射しこみます。
「日だまり」は太陽からの光が作ったもの。
雨が降ったことを無かったことにするような、輝きや温もりを授けてくれるのでしょう。
君にとって雨上がりの太陽のような存在でいたい僕。
光が射す場所を「いる」と擬人化しているのもこのフレーズのポイントとなっていますね。
ここでは歌詞の中に君を守ることに自信を持った僕がいます。
泣き顔を「笑顔」に変えることができる僕はもう迷っていません。
いつまでも守りたいから
僕が消してあげるから
強く雨が降った
次の日にはもう
日だまりがいる時のように
君をいつまでも安心させるように
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
僕は君にとって太陽のような存在でいたい。
この思いは心の中で確かなものになりました。
そしてここでの「日だまり」は少し変化をしているようです。
先程は心にある悲しい部分を僕が取り除いて君は微笑みを取り戻しました。
ここでは今だけではないこの後も長く続く思いを君に渡しているのでしょう。
君をいつまでも安心させるように
出典: 君は僕の宝物/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
このフレーズがそれを表しています。
不安を無くして生まれる「安心」の中に君にはずっといて欲しい。
君が心から安らいで、何の心配もなくすごせる場所を僕を作ることができる。
そのためには優しさだけではできないこともあるでしょう。強さも必要なはずです。
ここでも「日だまり」は「いる」と存在を示しています。
君のためにいつも空にいる太陽に僕はなったのです。
そして僕にとっての君を表す言葉はもうこれしかありません。