【米津玄師/爱丽丝】歌詞の意味を徹底解釈！ちりばめられた”不思議の国のアリス”のモチーフに注目

「摩訶不思議なアドベンチャー」の果てに、愛することができなくなった主人公。

「街」が主人公をそうさせたのでしょうか？

そういえばこの曲の主人公であるアリスですが、性別が分かりません。

米津玄師が、意図してそうしているのだと思います。

「アリス」だからといって、主人公が女性であるのは早計。

男性の可能性もあります。

もしかしたら米津玄師自身かもしれませんね。

次のサビの歌詞は、1番の歌詞と同じなので掲載は省きます。

この前のサビの前で転調し、最後のサビへと移ります。

ここでも『不思議の国のアリス』のモチーフを現代的にアレンジした歌詞が描かれていますね。

「真っ黒」に焦げた星。

これは文字通り暗黒星のことなのか、何かの例えなのか...。

また、現代の文明の利器である「ドローン」が登場するのも興味深いです。

アリスの時代ならさしずめ「飛行機」といったところでしょうか？

「していたっけ」と「ブランデー」で韻を踏んでいますね。

もともと歯切れのよいメロディーが、こういったテクニックでさらに歯切れよいものとなっています。

『Lemon』はTVドラマ『アンナチュラル』に抜擢されたことで、米津玄師の人気を一般的にした曲です。

サビに1行だけ書かれる「檸檬」のはかなさ。

それが聴いている方へひしひしと伝わります。

コード進行にも工夫を凝らしており、聴き飽きません。

こちらはDAOKOさんとのデュエット曲です。

抒情的な歌詞もさることながら、サビでDAOKOさんをサポートする彼の歌には優しさが込められています。

いかがでしょうか？

今回は米津玄師の『爱丽丝(アリス)』を紹介しました。

有名な文学作品『不思議の国のアリス』のモチーフやテクニックをふんだんに取り込んだこの曲。

いうなればこの曲は、ルイス・キャロルとアリスへのオマージュですね。

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