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初回盤には「70cm四方の窓辺」のライブ映像が収録
アルバム『PLAY』の初回盤では「70cm四方の窓辺」をはじめ、全20曲のライブ映像が見られるんです。
これは、2017年6月10日に開催されたロットンの日のライブ映像です。
610なのでロットン……車のナンバープレートが610だったらロットンファンの方の車かもしれませんね(笑)
ライブに行けたら一番嬉しいのですが、事情があってライブに行けなくてもこんなに豪華な映像が見られるなんて超ハッピーです。
ダイジェスト映像があったので、こちらもよかったらご覧ください。
「ドラゴンボール超」EDテーマ曲
世代を超えて愛されているアニメ、ドラゴンボールシリーズ。
2015年から放送されていた『ドラゴンボール超(スーパー)』の2017年10月のEDテーマ曲にロットンの「70cm四方の窓辺」が起用されました。
「70cm四方の窓辺」はどちらかというと儚く切ない楽曲なので、最初はあんまりドラゴンボールというイメージがありませんでした。
しかし、エモーショナルでありながらもメロディーはしっかりしたロックなので非常に心に響く楽曲です。
アニメ映像とともに聴くと、しっとりとしたAメロ部分は気持ちを抑えている様子が表現されています。
そして後半に向かって、しまい込んだ感情が剥き出しになっていくように聴こえるのです。
楽曲の中にも一つのストーリーがあるので、アニメとの融合が「70cm四方の窓辺」のさらなる魅力を引き出しているように感じました。
当時、EDテーマ記念としてロットンのグッズにドラゴンボール超とのコラボグッズが発売されたのですが、それがまたすごく可愛いんです。
ドラゴンボール調のフォントで“ROTTENGRAFFTY”って書いてあるタオルだったり、悟空が着てるオレンジの胴着風のTシャツだったり……。
ドラゴンボールファン、そしてロットンファンにはたまらないグッズでした。
「70cm四方の窓辺」の歌詞
さて、大変お待たせいたしました。
ここからは「70cm四方の窓辺」の歌詞の内容に踏み込んでいきたいと思います。
僕の心は未だに雨模様
今日の天気は晴れ 雨は去っていた
窓を開く理由は 特にないけど
いつものこの部屋と濁すため息
僕は殺した
出典: 70cm四方の窓辺/作詞:KAZUOMI、N∀OKI、NOBUYA 作曲:KAZUOMI
ジャケットの写真で表現されていた“窓の外の様子”が歌われています。
天気が晴れたから、自分の気持ちも一緒に晴れるかと思いきや、そうではないようです。
外に出る予定もなく、天気と反比例するかのように沈んでいく気持ちをどこにぶつけたらいいのかさえ分かりません。
晴れていようが雨だろうが僕には全く関係なく、同じ日常で同じ事をひたすら想っているのです。
僕はいったい何を想っているのか?
その答えは次の歌詞にありました。
できることなら君に会いたい
いつだってずっと君を想っていた
心しめつけるリアリティ
会いたくていつも君を想っていた
そうやって空回り続けた
出典: 70cm四方の窓辺/作詞:KAZUOMI、N∀OKI、NOBUYA 作曲:KAZUOMI
僕の想い……それは、“大切な人に会いたい”という願いです。
会いたくて会いたくて、あなたのことをずっと考えている様子が痛いほど伝わってきます。
しかし想っているだけでは伝わりません。
別れた恋人への未練のようにも見えるし、二度と会えない大切な人にもう一度だけ会いたいという想いのようにも感じます。
聴く人が置かれている状況によって、いろいろな解釈が出来そうですね。
押し殺した気持ちの行方
何気ない笑顔が浮かんでは消え
蓋をした感情が夜に溶けてく
その温もりさえ見えないフリして
声を閉ざした
出典: 70cm四方の窓辺/作詞:KAZUOMI、N∀OKI、NOBUYA 作曲:KAZUOMI
先ほどの歌詞に“空回り”というワードが登場しました。
それを踏まえてこの部分の歌詞を見ると、僕は大切な人にちゃんと気持ちを伝えられていたのだろうか?という疑問が出てきました。
当たり前のように見ていた大切な人の笑顔……それが見られるうちは、見られなくなるときのことなんか考えません。
失ってから、初めてその重要さに気づくのです。
普段は“好き”とか”愛してる”という言葉を恥ずかしくて伝えられなかったのでしょう。
僕だけに限らず、なかなか気持ちをストレートに伝えるのって難しいです。
その結果、もう何をしても相手には絶対に届かない想いを残してしまいました。