そもそも花葬って何?
文字通り「花葬」という言葉からは、明確に死のイメージが沸いてきます。
死者を葬る儀式というのは、昔は水葬・火葬・土葬などがありました。
この曲の曲名、「花葬」には死の中に美しさがあるように感じられます。
悲しみの中に美しさがある、とも言えますが深いですね。
歌詞の内容は?
改めて歌詞の内容を見ていきましょう。
この歌詞はhydeがkenの作った曲の作詞を頼まれて作ったものです。
この世界観はありきたりな言葉ですが、すごいと思います。
作詞によって、曲の善し悪しが決まってきますがhydeの世界観は独特な雰囲気を持っています。
恋人との死による別れ、来世でまた会えるという希望、永遠に愛しているという想いがこの歌詞からは伝わってきます。
死は誰にでも訪れるものですが、「花葬」という曲名は死を美しいものだというイメージに変えています。
「花葬」の花は血のイメージだとのことです。
確かに死には血のイメージがあります。血を花にすることで、美しいものへと変えています。
PVが独特な世界観を更に演出している
PVの中でも、歌詞とリンクした映像が流れます。
恋人が冷たくなってと歌われる場面では、愛する人の死を想像してしまいます。
愛する人を失った悲しみは、いつまでも残っていくものです。
この「花葬」の詩の中には、リアリティがあります。
PVの撮影のために剃ったということです。歌われる歌詞と相まってこの独特な出で立ちが世界観を更に深めています。
PVを観ていると、雰囲気が伝わってくるようです。
P'UNK〜EN〜CIELでパンク風になっている
P'UNK〜EN〜CIELというバンド名からも分かる通り、このバンドはL'Arc~en~Cielのバンドメンバーのパートチェンジバンドです。
過去のL'Arc~en~Cielの楽曲をアレンジして演奏しています。
面白い試みですよね、遊び心があるというか。
「花葬」もアレンジされていますので、こちらのバージョンも聴いてみるのも一聴です。
他にも「HONEY」「HEAVEN'S DRIVE」などの有名曲もアレンジされていますのでぜひ聴いてみてください。
花葬のPVのhydeは有名漫画のモデルになっている?
ところで、このPVから有名漫画のキャラクターが生まれているというのをご存知でしょうか?
漫画の作者は、L`Arc~en~Cielの大ファンでこのPVを観てキャラクターを考えたようです。
ではその漫画とは一体どの漫画なのか?気になりますね。
アニメには、実在の人物がゲスト出演という形で登場することはあります。
今回はモデルにしているということですから、hydeからイメージしたキャラクターになっているのでしょう。
HUNTERxHUNTER
週間少年ジャンプで連載されているHUNTERxHUNTER、その中にhydeがモデルとなったクロロ=ルシルフルというキャラクターが登場します。
作者の冨樫義博さんは、オフィシャルブックでモデルにしたと語っています。
実際に見てみると、確かにそっくりですね。
眉毛のない、あの花葬のhydeをモデルにしたというのもうなずけます。
冨樫義博さんは幽遊白書の作者でもあります。筆者も昔はよく読んでいました。