青春期に忍び寄る闇の部分。

闇、そいつに食われないために必死にあがいた日々。

「僕」にとって「君」と一緒にいることも大事なことです。

青春期の甘い思い出を詩的に編んだ歌詞が見事

たくさんの支持を得たのも納得がいきます。

また音楽的にも表現に繊細さが増して一皮むけた印象。

近年のベテラン・バンドになってからの楽曲と比較すると演奏も歌唱もまだまだ粗いです。

しかしそんな粗さも若々しさが感じられて、まるごと愛されているのでしょう。

J-POPRock)史に遺る青春ソングになりました

この曲が第1位でないことを不思議に思う方もいらっしゃるはずです。

2019年版の人気ランキングですので今日性の方を優先いたします。

では第1位の発表です。

第1位 「Aurora」

2019年のBUMPの到達点

【BUMP OF CHICKEN】2019年版人気曲ランキングTOP10!知る人ぞ知る隠れた名曲も!の画像

2019年3月15日発表、BUMP OF CHICKENの通算12作目の配信限定シングル

BUMP OF CHICKENのこれまでとこれからが交錯するように登場します

イントロの増川弘明と藤原基央のギターの美しさ。

升秀夫が打ち付けるバス・ドラム

直井由文のうねるベース

藤原基央の優しいヴォイス。

とても丁寧なサウンド・プロダクション。

練りに練られたアレンジ。

覚えやすいサビのメロディーと歌詞

どこを切り取ってもBUMP OF CHICKENの2019年の高い到達点を示しています

歌詞を見ていきましょう。

「創造」行為のバトンタッチ

もう一度 もう一度 クレヨンで 好きなように
もう一度 さあどうぞ 好きな色で 透明に
もう一度 もう一度 クレヨンで この世界に
今こそ さあどうぞ 魔法に変えられる

ああ、なぜ、どうして、と繰り返して それでも続けてきただろう
心の一番奥の方 涙は炎 向き合う時が来た
触れて確かめられたら 形と音をくれるよ
あなたの言葉がいつだって あなたを探してきた

そうやって見つけてきた

出典: Aurora/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

ラストのラインです。

BUMP OF CHICKENは今でも魔法を信じているよう。

クレヨン1本から始まる「創造」

クリエイターとしての自信やプライドが見えます。

BUMP OF CHICKENにはクリエイターたることの裏付けが充分あるのです。

そして彼らは次世代の人へクレヨンを託します

好きに描いてごらんと促すのです。

先人から後進へ「創造」のバトンタッチ

バンドメンバーは2019年にともに40歳を迎えます。

まだまだ現役であり続けるのですが次世代のことも考える責任世代になりました。

「Aurora」には奇跡の蓄積とその継承の仕草がうかがえます

クオリティの高い曲にリスナーの満足も得られてセールスも順調なようです。

BUMP OF CHICKENの深化・進化を伝える名曲としてこの歌をランキングの第1位に推します。

BUMP OF CHICKEN、デビュー20周年

皆さんが編んだTOP10を発信してください

【BUMP OF CHICKEN】2019年版人気曲ランキングTOP10!知る人ぞ知る隠れた名曲も!の画像

思えば2019年はBUMP OF CHICKENのデビュー20周年記念の年に当たります。

いつも若々しく思春期・青春期の記憶を思い起こさせる曲を発表してきたバンド

充分に大御所の資格があれど本人たちはそうしたことを気にしないようなイメージがあります。

ファンのひとりとして今後の深化・進化が楽しみです。

第2位の「天体観測」以外は初期の名曲を取り上げられませんでした。

2019年版という縛りがなければ結果は違っていたはずです。

それでも近年の彼らの活動を駆け足でたどるにはとてもいい機会になりました。

この記事を書くためにBUMP OF CHICKEN三昧の日々を送れて幸せです。

皆さんが編んだTOP10などをSNSなどで発信していただけたら嬉しい限り

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

OTOKAKEで振り返るBUMP OF CHICKEN

OTOKAKEにはBUMP OF CHICKENの関連記事がたくさんあります。

このランキングでは紹介しきれなかった名曲の記事をご紹介

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「プラネタリウム」

「アリア」

歌詞解釈の記事です。

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BUMP OF CHICKENの代表曲のひとつ「車輪の唄」。カントリー調のサウンドと切ない歌詞の世界観は、リリースから10年以上が経っても色褪せない名曲として多くのファンに愛されています。そんなこの曲の歌詞に迫っていきましょう。

2005年7月21日に発売されたBUMP OF CHICKENの10枚目のシングルです。10年以上経っても色褪せずに愛されている楽曲には、きっと愛され続けるべき理由があるはずです。そんな「プラネタリウム」の歌詞を紐解いていきます。

2016年8月17日に6作目の配信限定シングルとしてリリースされた「aria」は、ドラマの主題歌としても起用され多くの人の耳に残る名曲になりました。ちょっと難解な歌詞ですが、その意味を私なりにまとめてみました。

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