楽しかったそれまでの時間との別れは、新しい日々との出会いでもあります。
長く過ごした場所からの旅立ちは、終わりではなく自分の新しい物語の始まりです。
そしてこれからの物語は、自分自身で新たに描いていくまっさらなものです。
どんな物語を作っていくかは、自分のかかえる夢次第でしょう。
「拝啓 昨日までの自分へ」という言葉には、それまでの自分をふり返りながら今の自分を見つめる曲の主人公の姿が表れています。
人生という先の見えない旅
空っぽの部屋 見慣れたドアの傷
これまでの日々を 思い出し眺めてた
僕らはいつも 歩みを止めず
見たことない景色 探す旅人
出典: 始まりの唄/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
人生は、ひたすら長く続く旅に例えられます。
居心地のいい場所で長く過ごしても、いつかはそこからも旅立つときが来るでしょう。
そして、そんなときにはついそれまでの日々をふり返ることもあります。
曇った空は 青空を隠すけど
見えないだけ いつもあるさ そこに
出典: 始まりの唄/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
先の見えない新しい道を前にすると、不安になることもあるでしょう。
ですが、曇り空を抜けた先には必ず青空が広がっています。
旅もそれと同じように、見通せない道のりでも乗り越えれば明るい未来が待っています。
夢を見ることで強くなれる
今日から始まる物語
次のページを めくるのは僕の手だ
泣かないし 怖がらない
それは本当の強さじゃなくて
どんな時も ただ何度でも
夢を見る強さを
出典: 始まりの唄/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
人生のページをめくる、つまり未来を切り開いて進んでいくのは自分自身にしかできないことです。
そこには困難も伴うし、待ち受けるその困難を思って不安を感じることもあります。
そんな旅路を歩んでいく勇気をくれるのは「夢」です。本当の強さを持つことが難しくても、夢を見て、それを目指す強さがあれば前に進むことができます。
それでも自分の足で進む
この先遠く続く道でも
もう少し もう少しと
言い聞かせて
誰よりも遠くへたどり着くには
何度転んでも前へ
僕らの行く先には
地図なんかないし
それが正しいのか
誰もわからないし
ただ生きているから
待ち望んじゃいけない
生きてる意味は 自分で作る
出典: 始まりの唄/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
長い道のりの先は不透明です。
地図もなく、正解に導いてくれる人もいません。そもそも、正解すら決まっていません。
そんな中でも進んでいかなければ、どこにもたどり着くことはできません。
ただ待ち望んでいても何も変化は起きないし、誰かが人生の意味を教えてくれることもないのです。
「生きてる意味」は、自分自身で作っていかなければなりません。そのために人は旅を続けます。
思い出を胸に旅を続ける
今日から始まる物語
僕を見守る あの人のためにも
強く生きる 忘れない
いつか僕が あなたの横で
アリガトウと 笑顔で言うため
今は旅に出るよ
どんな時も ただ何度でも
夢を見る強さを
出典: 始まりの唄/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN
「あの人」というのは、関岡小学校の子どもたちにとって、先生のことでしょう。
そして、学校の友達や上級生、下級生、地域の人々など、交流した全ての人をも指しているのでしょう。
その人たちを忘れず、再会のときを思って、彼らは新しい物語へと旅立っていきました。
MVを見ると分かるように、子どもたちの顔に悲しみはありません。
これまでの思い出を胸にかかえて、これからの未来を楽しみにするような笑顔に溢れています。
曲のメッセージも相まって、私たちに旅立ちの一歩を踏み出す勇気をくれます。
まとめ
「始まりの唄」は、切なくも前向きな歌詞やそれを盛り上げるメロディとサウンド、そして曲の世界観をリアルに映し出した関岡小学校の風景が合わさって、一つの物語となっています。
そのメッセージは多くの人を勇気づけ、感動を与えてくれました。
映像も曲も合わせて、じっくりと噛み締めたい作品です。
旅立ちを前に勇気がほしいときは、是非この曲を聴いてみてください。
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