楽器を演奏しないバンド!?BiSHとは何者か

当たり前ですが、音楽バンドといえば楽器を演奏するものですよね。

しかし、女性6人組バンドBiSH(ビッシュ)は違います。なんと、「パンクバンド」と名乗っていながら、メンバーが楽器を演奏しないんです!

「BiSH/THE GUERRiLLA BiSH」最強の最新アルバムを徹底解説!の画像

担当は「おくりびと」……ってどういうこと!?

BiSHの個性は、メンバーの「担当」でいきなり現れます。担当と言っても楽器ではありませんよ!

氏名 誕生日 担当
アイナ・ジ・エンド 12月27日 おくりびと
セントチヒロ・チッチ 5月8日 見た目は真面目、中身は悪女 これでも彼氏は2人まで
モモコグミカンパニー 9月4日 あまのじゃく
ハシヤスメ・アツコ 9月27日 メガネ
リンリン 3月9日 無口
アユニ・D 10月12日 僕の妹がこんなに可愛いわけがない

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BiSH

いろいろと突っ込みどころ満載ですね。アイナ・ジ・エンドの担当が「おくりびと」ってどういうことでしょうか。

「あまのじゃく」「メガネ」「無口」が担当というならば、まあ、わからないこともないような気がします。

ですが、「見た目は真面目…」とか「僕の妹が…」って、もう文章じゃないですか!!「担当」という言葉の意味を考えちゃいますね。

しかし、肝心の意味が解説されていないので、「感じる」ことしかできません。

グループ名の意味は〇〇だった

異色づくめのBiSHですが、グループ名の由来にも一筋縄ではいかない理由がありました。

まず、BiSHの前身は渡辺淳之介さんがプロデュースしたBiSです。BiSは2010年から2014年まで活動していました。

その後、2015年に「BiS再始動」として結成されたのがBiSHです(BiSも別グループとして2016年に再結成されています)。

気になる「BiSH」の意味とは……。

「Brand-new idol SHiT」(新生クソアイドル)の略(ちなみに、BiSは「Brand-new idol Society」(新生アイドル研究会)の略)。同年4月の初ライブで「BiSHの三箇条」を発表。ファンのことを「清掃員」(クソを掃除する者)と呼ぶことに決定したが、初期のBiSでは、ライブで「BiSの5箇条」を読み上げるのが恒例であり、ファンのことを「研究員」と呼んでいた

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BiSH

アイドルといえば、かわいらしくてきれいなのが当たり前ですが……自ら「クソ」なんて名乗っちゃうんですね。パンクです。

さすがにメジャーデビュー後にこの言葉を使うのはまずいと思ったらしく、2016年にこの肩書を使わないことが発表されています。

1月19日 - 東京・LIQUIDROOMで開催されたワンマン・ライブ「IDOL is SHiT」のアンコールにて、avex traxからメジャーデビューすることと、「avexに失礼だから」との理由から「新生クソアイドル」の肩書きをなくすことが発表された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BiSH

簡単なプロフィール紹介だけでもBiSHがどんなバンドかお分かりいただけたかと思います。

まさに他の追随を許さない最強バンドです。そんなBiSHの最強最新アルバム、「THE GUERRiLLA BiSH」を解説していきますよ!

BiSH最強アルバム「THE GUERRiLLA BiSH」をチェック!

BiSHの「THE GUERRiLLA BiSH」は、2017年11月29日に発売されたメジャーとしては2枚目のアルバムです。

早速ですが、曲目をご覧ください。

01 My landscape
02 SHARR
03 GiANT KiLLERS
04 SMACK baby SMACK
05 spare of despair
06 プロミスザスター
07 JAM
08 Hereʼ s looking at you, kid.
09 ろっくんろおるのかみさま
10 BODiES
11 ALLS
12 パール
13 FOR HiM

出典: https://www.amazon.co.jp/GUERRiLLA-BiSH-AL/dp/B0752PG9QV

「BiSH/THE GUERRiLLA BiSH」最強の最新アルバムを徹底解説!の画像

アーティストとして進化したBiSH!

良くも悪くも、普通の曲名が並んでいますね。個性的なのは「ろっくんろおるのかみさま」くらいでしょう。

それもそのはず、BiSHはアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」で「普通のアーティスト」へと成長したんです。

インディーズ時代やメジャーデビュー直後のBiSHといえば、良くも悪くもまさにパンクでした。

さすが、「クソアイドル」を自称していただけのことはあります(あくまでも「自称」ですよ!)。

もちろん、この「THE GUERRiLLA BiSH」でも、最初から最後まで叫びっぱなしの曲「SHARR」があるなど、パンクらしさは残っています。

それでも、以前に比べれば万人受けするレベルに近付いていることは確かです。

BiSHのアイナ・ジ・エンドがアニメ「18if」のテーマ曲を歌ったり、ディズニーのカバー曲を出したりしたことも一因かもしれません。

初心者でも聞きやすくなった一方で、昔からのBiSHファンにはちょっと物足りないかもしれませんね。

新しいBiSHサウンドをMVで確認しよう