祭nine.「がってんShake!」

3rdシングルの表題曲

祭nine.の「がってんShake!」は2018年12月5日に発売された3rdシングルの表題曲です。

人の繋がりの大切さ、誰でも人生を楽しめる、という事について明るく歌った聴くと元気がでるお祭りソングとなっています。

一見、明るいだけの楽曲に見えて、深い意味が込められた歌詞と中毒性のあるメロディーが楽曲の魅力を支えています。

作曲者はヒット曲「U.S.A」の作曲者である小松一也さんが努めていて完成度の高い楽曲となっています。

祭nine.が持つイメージにとてもマッチしていて、表題曲になるのも納得の1曲です。

こういったお祭りソングを歌えるのも常日頃から、自分たちの持つ「和」というテーマを意識して活動しているからでしょう。

ですがこの楽曲の要素は「和」だけではありません。

和とユーロビートの融合

【祭nine./がってんShake!】MVを解説!サビの振りが楽しすぎるっ!真顔でパラパラも…!?の画像

この「がってんShake!」は祭nine.の持つテーマである「和」1980年代に世界的に流行した「ユーロビート」を融合させた楽曲です。

全く違うイメージを持ったモノを融合させる事で生まれるギャップ。

そのギャップが一度聴いたら忘れられない中毒性の理由となっています。

「U.S.A」や「ダンシングヒーロー(Eat You Up)」もユーロビートを取り入れた楽曲です。

この2曲が大ヒットしたように、こちらの楽曲も、オリコンデイリーランキングで1位を獲得しています。

見事、自分たちのテーマと、流行りの音楽の要素を組み合わせたことでヒット曲となっているんですね。

それでは、MVの内容について解説していきます。

「がってんShake!」のMVを解説

祭nine.の真骨頂、激しいダンス

【祭nine./がってんShake!】MVを解説!サビの振りが楽しすぎるっ!真顔でパラパラも…!?の画像

がってん! がってん! あてんてんてん! Let’s Go!
ゴヨーダヨダーヨダーヨーダァ!てんてんがってんてん!
ゴヨーダヨダーヨダーヨーダァ!がってんてん!

出典: がってんShake!/作詞:YUMIKO 作曲:小松一也

MVでは、祭ninie.の得意とする激しめのダンスが見所の1つとなっています。

「がってん」や「ゴヨーダ」は「合点」や「御用だ」といった江戸言葉から来ています。

そんな「和」や「祭」のイメージを持った言葉に合わせてダンスの振り付けも考えられています。

この曲でたびたび出てくる「がってん!」の部分では、親指を立ててOKサインを作った振り付けが印象的です。

ですがこのMVダンスは、かっこいいダンスだけではないのです。

スーツに七三分け?!「ちょいダサ」なパラパラ

このMVのもう1つの見所は、間奏部分にあります。

1番が終わって、1:26からはそれまでお馴染みの学ランに身を包んで、激しいダンスを踊っていたメンバーが、スーツでパラパラを踊りはじめます。

メンバー曰く、「ちょいダサ」なこのパラパラ。

ビジュアルとダンス、2つの意味で良いギャップがあって、ついつい見入ってしまいます。

髪型もピチッと七三分けになっていて、メガネもかけて、まるで別人のようです。

また、終始真顔で踊っているのも、シュールでたまりません。

次は激しめのダンスと、パラパラ、それぞれに注目して解説していきたいと思います。

楽しすぎるっ!サビの振り付け

祭や歌舞伎などの和をモチーフにした振り付け

【祭nine./がってんShake!】MVを解説!サビの振りが楽しすぎるっ!真顔でパラパラも…!?の画像

最初から最後まで、激しいダンスを踊っているMVですが、サビのダンスの動きは特に激しくなっています。

なのに、メンバー全員の動きが乱れることなく、しっかりと揃っています。

祭nine.の人気を支える確かなパフォーマンス力が感じられますね。

サビの0:56からは歌詞の「らっしゃい」に合わせて、腕を下から上へ、リズミカルに振り上げる振り付けがあります。

1:05ではピタッと歌舞伎のポーズで止まって、激しいダンスの中にも、抑揚を付けていて、とてもかっこいいです。

テーマである「和」を連想する祭や歌舞伎をモチーフとした、楽しい振り付けとなっています。

このMVには、他にも見ていて楽しくなる振り付けが、組み込まれています。

それは皆さんもよく知っている、とあるポーズのことです。

あの有名なポーズを振り付けに組み込んでいる

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