エド・シーラン(Edward Christopher "Ed" Sheeran)

エド・シーラン『Castle On The Hill』ノスタルジックな気持ちになる歌詞&和訳を解説!の画像

1991年生まれの2017年11月現在、若干26歳のシンガーソングライターエド・シーラン

イギリスはウエストヨークシャーで生まれたアイルランド人とイングランド人のハーフである彼は、両親の影響で幼い頃より多くの音楽に触れて育ちました。

十代にはロックミュージックに目覚め、ギターにのめり込んでいったエド少年。家を飛び出し、単身ロンドンで音楽を学び始めます。

しかしご存知の通りロンドンの家賃はとにかく高い!バイトに音楽、勉強の全てを完璧にこなすことのできなくなった彼は、数年間ホームレスとして生活することになりました。

そんな彼でしたが2011年、念願かなってついにデビューアルバム「+(プラス)」をリリースします。

アルバムは、なんと全英で215万枚以上という、新人としては異例のヒットを記録。

アルバムは北米や日本でもヒットを記録し、日本でもFUJI ROCK2012のメインステージであるグリーンステージに大抜擢され、日本の多くの音楽ファンを沸かせました。

数年前まではホームレスだった男が遠い異国の大観衆を沸かせる。まさに音楽が魅せる夢の体現です。

エド・シーラン『Castle On The Hill』ノスタルジックな気持ちになる歌詞&和訳を解説!の画像

エドの魅力

そんなエドの音楽の魅力を一言で言うならば、「生々しさ」でしょうか。

特に歌詞なのですが、ほとんどが実体験であり、しかもつい最近の出来事だったりするのです。それこそ彼のエッセイを読んでいるような感覚の楽曲たち。

またメロディについても、今彼が何に興味があり、どんな音楽に影響を受けたのか、かなりわかりやすいメロディ作りをしています。

今回紹介する「Castle On The Hill」のような、アデルに影響されたのかな?という壮大なメロディ作りをした足で、もろにファレルを意識したセクシーなダンスナンバー「Sing」まで、その多彩さと自由奔放さにワクワクしてしまいます。

少年のように、身につけたスキルを次々惜しみなく披露する軽快な生々しさこそ、世界が彼に魅了される所以ではないでしょうか。

驚異的なセールス

エド・シーラン『Castle On The Hill』ノスタルジックな気持ちになる歌詞&和訳を解説!の画像

2014年にリリースしたセカンドアルバムx(マルティプライ)」は英国内だけで140万枚に続いて、全世界でも驚異的なセールスを記録。

エドは2014年、“世界で最も多くのセールスを記録した男性ソロ・アーティスト”となったのです。

ホームレスだったのにね…。

Castle On The Hill

2017年3月にリリースされた3枚目のアルバム÷』(ディバイド)に収録されたナンバー。

エド自身の思い出を歌った、アップテンポなナンバーです。日本でも情報番組「スッキリ!」で披露されるなど、人気の高い楽曲ですね。

PV

少年たちの旅を映す、まるで映画「スタンド・バイ・ミー」の一幕のようなこのPV

煙草やキスの味を覚え、失恋の味を覚え、大人になっていく青春時代が描かれます。

そして大人になった彼らは、また約束のあの場所で再会し、思い出話に花を咲かせるのです。

こちらリリックビデオも制作されています、カラオケの練習用にどうぞ!

÷(ディバイド)

エド・シーラン『Castle On The Hill』ノスタルジックな気持ちになる歌詞&和訳を解説!の画像

今作が収録されたのは、2017年3月にリリースされたサードアルバム÷(ディバイド)」。

これまでに続々と収録曲のMVが公開されており、今なお盛り上がりが続いています。

そんな今作の収録曲は以下の通り。