DECO*27【スクランブル交際 feat. 初音ミク】歌詞の意味を解説！主人公が苦しむ原因は何？

DECO*27の歌詞のセンスが光る楽曲「スクランブル交際」。

「スクランブル交差点」と「交際」を掛け合わせたタイトルから、素晴らしい言葉選びですね。

この楽曲は2019年3月22日に公開されました。

一言で「愛情」といっても、そこには「欲」と「愛」の両方が入り混じっています。

「欲」を重視する主人公は一見、冷たい心を持った印象。

ですが、彼は「愛」を恐れるあまり「欲」に走っているだけとも考えられます。

「欲」と「愛」の2つに翻弄される様子がこの楽曲では歌われているのです。

DECO*27率いるOTOIROが制作したMV。

物語の世界感がスッと頭に入ってくる演出となっています。

女性とデートする主人公でしたが、何だかピリピリとした空気感に…。

これは主人公が過去に負った「トラウマ」の回想シーンであると考えられます。

時折現れる蠢く影。

主人公の抱える心の闇を表現しているのではないでしょうか。

鋭い言葉が強調され、ゾクッとしますね。

では、歌詞の意味にも迫っていきましょう。

主人公は複数人の女性と同時進行で恋愛をしています。

でも、どの恋愛においても「愛」はない…。

そんな自分の状況に苦しみを感じているようです。

MVではLINEの通知画面が映し出され、数々の女性から届いたメッセージが表示されていました。

どれだけ女性と関係を持っても満たされない「何か」を求めているようです。

MVでは連絡を取っていたうちの一人の女性と会い、ビンタされてしまいました。

「思いもよらない」という表情の主人公。

歌詞の内容ともリンクしています。

このフレーズは「言葉遊び」としての要素が強く、意味の解釈が難しいですね。

でも「想定外の事態」が起きて、心が刺激されていることがうかがえます。

「嫌いになるなら嫌えよ」

これは虚勢でしょうか？

開き直りのような心情を読み取れ、背景に深い悲しみも感じられます。

か弱い自分を隠して必死に吠えている様な…。

そんな主人公の内面が想像できます。