「VORACITY」は「オーバーロード」で初めてのOP曲
MYTH & ROID(ミスアンドロイド)はアニメ「オーバーロード」シリーズと深いつながりがあります。
第1期のED曲「L.L.L.」でメジャーデビュー。
第2期でも6thシングル表題曲「HYDRA」でEDを担当しています。
また、劇場版総集編の前編ではOPも務めています。
そして今回、第3期で本編ではじめてOP曲を担当!
それが、今回紹介する「VORACITY」です。
言ってみれば、MYTH & ROIDにとってアニメ「オーバーロード」は自分たちのふるさとのようなもの。
それと同時にMYTH & ROIDがなんであるかを示し続けるための「幹」ともいえる作品です。
これまでもMYTH & ROIDは民俗音楽などを取り入れるなどしてアニソンの枠に収まらない楽曲を発表してきました。
そして、今回の「VORACITY」は一言で言うと「狂気」。
メタルをベースに物語のように展開するサウンドでぐいぐいと狂気の世界に引きずり込んでいきます。
逃れることなんてできません。
もちろん、これまでのアニメのOPにあてはまらない狂気のナンバーです。
MVはまるでホラー映画!?
いきなり貞子!!
いきなり貞子です。
モノクロの映像も含めて。
とにかくあの少女には何とか逃げ切ってほしいです。
この世のモノではないナニカから。
ただ、それだけしか考えられません。
楽曲もはっきり言って怖いです。
聞こえました?
地の底から響くような笑い声。
英語のフレーズなんか、悪魔たちのざわめきです。
絶対に!!
褒めコトバのつもりで言いますが、すべてが狂気です。
アニメのOP映像にも不思議とマッチ!
この狂気的な「VORACITY」がアニメのOPで成立しているかどうか。
勝手な心配が募ります。
でも、安心してください。
2018年7月10日から放送が始まったアニメのOPを見るとこれ以上ないくらいにはまっています。
主人公たちのギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の面々による悪の饗宴といった感じです。
ただ、アニメの内容を知らないひとには、主人公たちのギルドが絶対的な悪者に見える可能性もありますが。
ダークヒーローですから、まあ、許してもらいましょう。
これを機にアニメが気になった方は第1期から見ることをお勧めします。
ロールプレイングゲームをやったことがある方なら大人でもハマります。
そして原作も読みたくなること間違いありません。
MYTH & ROIDってナニモノ?
ここで簡単にMYTH & ROIDを紹介させてください。
MYTH & ROIDはコンポ―サーのTom-H@ckさんを中心としたクリエイティブ集団。
音楽だけでなく、ダンサーやイラストレーター、服飾デザイナーなどのクリエイターが集まったチームです。
2015年7月に「L.L.L.」でメジャーデビュー。
「オーバーロード」のほか「ブブキ・ブランキ」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」のOPなどを手掛けています。
人気アニメばかり、異例のタイアップ数です。
2018年2月リリースの6thシングルからボーカルが変更。
オーディションで選ばれたKIHOWさんに代わっています。
Tom-H@ckさんはアニメやゲーム、アイドルなどの楽曲を数多く手掛けてきました。
代表的なのは、2009年にリリースされたアニメ「けいおん!」のOP「Cagayake!GIRLS」でしょうか。
とても「VORACITY」を作ったひとと同じ人物とは思えません。
才能のカタマリです。
Tom-H@ckさんは「OxT」でも活動
また、Tom-H@ckさんはオーイシマサヨシさんとの音楽ユニット「OxT」でも活動。
アニメ「オーバーロード」のOPとEDは、第1期からMYTH & ROIDとOxTが担当しています。
つまり、Tom-H@ckさんが全部絡んでいるんです。