TeddyLoidが「SILENT PLANET」シリーズの完結作2作をリリース!

TeddyLoid【You Made Me feat. ちゃんみな】MV解釈!黒い“ちゃんみな”炸裂の画像

2018年11月14日、TeddyLoidの新作アルバム「SILENT PLANET:RELOADED」がリリースされました!

「SILENT PLANET」シリーズは2015年から続けてリリースされるストーリー仕立ての連作となっています。

音も感情もない惑星「SILENT PLANET」を舞台に、音楽によって感情を解放するための戦いが描かれたこのシリーズ。

今回はその完結作としてこのアルバム、そして11月28日には「SILENT PLANET:INFINITY」がリリースされます。

両作共に過去作で共演した名立たるアーティストを再結集してコラボレーション。

TeddyLoidの思う「各ジャンルで一番強い人たちを集めた」という、ストーリー的にはなんとも胸躍るこの展開。

まさに完結編に相応しい内容となっていますね。

全く色の違う2作で飽きずに楽しめる!?

ジャンル的にも今回の2作は明確な色分けがされています。

「SILENT PLANET:RELOADED」は「ダブステップ・ラップ・アルバム」。

「SILENT PLANET:INFINITY」はゲーム、アニメ、ポップスの要素を取り込んだものだとのこと。

両作の色が全く違うということで2作通して飽きずに楽しめるような内容となっているのではないでしょうか。

特に「SILENT PLANET:RELOADED」に関してはTeddyLoid史上最もヘヴィでノイジーな作品に仕上がっているという話も。

幅広い音楽性で様々なジャンルに理解があるTeddyLoidが、そこまで振り切った作品になったと言い切っている辺りに期待を掻き立てられます!

ちゃんみなとの2年振りのコラボ「You Made Me」

TeddyLoid【You Made Me feat. ちゃんみな】MV解釈!黒い“ちゃんみな”炸裂の画像

今回はそんな2作から「SILENT PLANET:RELOADED」のエンディングを飾る1曲「You Made Me feat.ちゃんみな」に注目。

この曲の前にはインタールードが挟まれており、アルバムのストーリー的にはそこで一度終わりを迎えているとのこと。

ストーリーが終わってから流れるこの曲は言わばエンドロールの立ち位置で、28日リリースの「INFINITY」への橋渡しの役を担っているそうです。

この曲では近年のJ-HIPHOP界で目まぐるしい成長を見せ、注目を集めている女性ラッパー、ちゃんみなとコラボ。

2人のコラボは2016年にリリースされた「SILENT PLANET 2 EP Vol.3」に収録された「ダイキライ」以来となっています。

10月27日、音楽プロデューサーTeddyLoidが2016年夏に開始した『SILENT PLANET 2』EPシリーズの第3弾、『SILENT PLANET 2 EP Vol.3』からの先行発売シングル『ダイキライfeat.ちゃんみな』に客演した。専門学校HALの2016年度テレビCMに起用されたTeddyLoidとDAOKOの曲『ダイスキ』のアンサーソングになっている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ちゃんみな

DAOKOとコラボした「ダイスキ」のアンサーソングにちゃんみなとのコラボを選んだのは、女性ラッパー同士のバトルのような展開にしたかったからだという話。

アルバムのコンセプトといい、TeddyLoidは少年漫画のような胸が熱くなる展開が好きなようですね。

それを自身のフィールドである音楽で表現しているところもまた興味深いです。

影響を与え合う2人

「ダイキライ」をリリースした2016年というのはちゃんみながデビューした年でもあります。

当時はまさにスタートを切ったばかりだった彼女。

そこから2年を経ての「You Made Me」でのコラボでは、前作からの目まぐるしい成長にTeddyLoidも大いに刺激を受けたとのこと。

対するちゃんみなもTeddyLoidは「自分の黒い部分を引き出してくれる」と話し、彼のプロデューサーとしての手腕を物語ります。

「黒い部分」とは普段は心の奥底に閉まっている負の感情のこと。

ネガティブな気持ちって誰しも少しは持っているものですが、そう簡単に明るみに出せるものではありませんよね。

そういった意味では普段見られないちゃんみな、より根底の部分が露わになったちゃんみながこの曲で垣間見れるのではないでしょうか。

重厚でギラギラしたサウンドが「黒いちゃんみな」を引き出す

「You Made Me」はヘヴィメタルとトラップをクロスオーバーさせた、重厚でギラギラしたサウンドが印象的な1曲。

ヒップホップアーティストである、ちゃんみなとのコラボにロックの要素を持ち込んでいるところがポイントとなっています。

TeddyLoid曰く、ちゃんみなはただのラッパーではなく、大きなスター性を持っているとのこと。

そのことから「スター性が重要視されるロックが絶対似合う」と思い、今回の作風に至ったといいます。

このこともまた、普段見られないちゃんみなの要素に繋がっていますね。

トラップってどんなジャンル?

ところで、この項の冒頭部分で「ヘヴィメタルはわかるけど、トラップって何?」と思った方は意外と多いのではないでしょうか。

ヘヴィメタルは古くからあるジャンルなので、その名前も十分に浸透しています。

しかしトラップというジャンルが生まれたのは2000年以降の話。

その手のジャンルに詳しい方でなければ、まだまだ認知度は浅いでしょうね。